10/7(土)午後2時、キルベッガン蒸溜所の見学が始まりました。
先ずは現在の蒸溜所ではなく博物館となって残されていた1953年閉鎖前の設備、キルベッガン蒸溜所は1757年創業で現存する最古のウイスキー蒸溜所で、1953年の閉鎖後も運良くポットスティル以外の設備が残っていた事と売り払われてしまったポットスティルの代わりにタラモアデューのスティルが設置出来た事もあってか1982年から博物館として利用され、2007年に当時のクーリー蒸溜所のオーナー、ジョン・ティーリング氏が博物館ではなく再びウイスキーを造る蒸溜所として復活を果たし、徐々に設備も増やされ現在に至っています。
そして現在も1953年以前の設備は残してあり先ずはその古(いにしえ)の蒸溜所を見学させてもらいました。
ただ見学の最初に蒸溜所の歴史を簡単に説明してくれるのですが、そこで現在のオーナーは日本のサントリーだという話までされたのはなんとなく恥ずかしかったです。
そして19世紀から1953年まで使用していたというそれぞれの設備、想像以上に立派な物で今でも使えるんじゃないかと感じられました。
っていうか水車の力で石臼など今でも動くようです。
そして面白いと思ったのは当時のウォッシュバック(醗酵槽)ですが、材がスパニッシュ・チェスナットと言っていたので、分かりやすくいえば栗の木が使われていたんですよね。
でウォッシュバックの後は蒸溜工程なので蒸溜器(機)を見るわけですが、スティルハウスだった場所の屋根は取り払われてしまったそうで、ポットスティル(単式蒸溜器)もコラムスティル(連続式蒸溜機)も外に展示されていました。
また空にのびた煙突には18世紀ロックス蒸溜所と呼ばれていた当時のままにLOCKE`Sの文字があり、この蒸溜所の歴史を感じさせてくれるんですよね。
続く・・・
にほんブログ村