ギブソン
「あるじの店」では、今月(6月)のお薦めカクテルを「ギブソン」にしています。
理由は今月の誕生石が真珠で、パールオニオンが付く「ギブソン」がすぐに思い浮かんだからです。ベタな理由で申し訳ありませんが・・・。
で、簡単に「ギブソン」について書いてみようと思います。
まず名前の由来は、1890年代のイラストレーター(画家)、チャールズ・ダナ・ギブソン氏から来ているそうです。これは氏が、ニューヨークのプレイヤーズクラブで愛飲していたからだそうです。
レシピは「マティーニ」とほぼ一緒ですが、「あるじの店」ではいくつか違いがあるので、仕上がったカクテルの味はかなり違う感じになります。なので出来れば飲み比べてもらいたいぐらいです。ただ強いので、続けて飲まれるのはちょっと心配なんですけどね。
では何が違うのかというと、「マティーニ」では常温のジンを使っていますが、「ギブソン」ではフリーザーの中で冷やしたジンを使います。そして「マティーニ」はステアで作りますが、「ギブソン」はシェークして作ります。また「マティーニ」にはオレンジビターを1ダッシュしてレモンピールもしますが、「ギブソン」はどちらもしません。あと当然「マティーニ」にはオリーブを添えていますが「ギブソン」にはパールオニオンを添えます。そして添えると書いたように、他所のBARの多くはパールオニオンをカクテルの中に入れますが、うちでは別添えにしてカクテルの中には入れず、且つ5個付けにしています。
それに何といっても、このパールオニオンを食べながら飲むのが、これまた美味しいですから、1コ2コじゃ足らない気がするんですよね。
それと別添えにすることによって、パールオニオンの味がカクテルには移らないので、最後まで美味しく飲めますしね。
ということで「ギブソン」飲みたくなってきませんか?な〜んてね!