あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 旅2日目

9月24日(土)スコットランドで迎える初めての朝、前日の疲れも何のその、多少の興奮もあるせいか、結構早く目が覚めてしまいました。
そして折角ここまで来たのだからと、ホテルの近くを散歩しました。
ホテルのすぐ近くには、スコットランドで唯一のラグビー競技場があり、その近くには小川も流れていました。そしてキツネが出てきたりして、やっぱり北国なんだと思いました。
そしてこの2日目は、アイラ島に行く予定だったので、早くホテルを出て、フェリーに遅れないようにと思っていたのですが、朝食の時間が思っていたのより遅く、且つボリュームがあり、当初8時にホテルを出たいと思っていたのが、実際にホテルを出たのは9時近くなってしまいました。
なので、結構飛ばして走ったのですが、あるじは飛ばしているつもりでも向こうではそれが普通ぐらいのスピードなんですよね。
何しろ高速や中央分離帯のある道の制限速度は70マイル(112?)で日本とあまり変わらないのですが、一般道でも60マイル(96?)あるんですから、
だから走っていて、たまにゆっくり走っている車があるなと思っても、90キロぐらいは出ていますし、追い越して運転手を見ると、その殆どがお年寄りだったりするんですよ。
これには結構ビックリしました。
そんなこんなで、途中2度ほど休憩し、何とかフェリーの時間に間に合ったのですが、休憩の為車を止めたところで、同行者のS君は一緒に居る皆が止めているにも拘らず、立ち○んしちゃうんですよ。もう人が見ているとか見ていないとかではなく恥ずかしくなってしまいました。
しかし、今思えばここでしたのはまだ可愛い方ではあったのだが・・・
まぁそんなこともありつつ、無事フェリーに間に合いアイラ島に出発となりました。
フェリーは結構大きく、中には食堂はもちろんバーありゲーム室あり、のんびり寛げるシートの部屋ありと2時間チョイの時間を楽しく過ごせる造りになっていました。
強いて言うなら相変わらずおさがわせのS君が船酔いしたぐらいですかね。
それと運転手をしているから本当はいけないのですが、あるじもビールを1杯頂いてしまったりして・・・、
そして、ついに憧れのアイラ島に到着したのです。すごい感激というより、じわじわと喜びが湧いて来る感じでした。
で、本来はその時間帯に蒸留所の案内はないのですが、日本の代理店の方が話しをしてくれていて、4時から見学案内をしてくれるというブルイックラディ蒸留所」へ向かいました。
途中ロッホインダールの海の向こうにボウモアの町が見えるところで休憩をしたのですが、海は茶色く風は強く、この環境がアイラモルトの個性を作るのだなぁと、改めて感心してしまいました。

また「ブルイックラディ蒸留所」では、優しいお姉さん(おば様)が、丁寧に案内説明をしてくれました。おかげで嫁は、ここの蒸留所をたいそう気に入ったようです。
そしてここで、この旅2回目となる日本人との出会いもありました。一人旅をされているらしく、あるじ達よりのんびりと回っているようなので、ちょっと羨ましくなってしまいました。
まぁ、そんな出会いもありつつお土産も買い、この後はこの日の宿に向かうことにしました。
で、途中ボウモアの町にも寄って買い物などをしてからポートエレンの町にあるB&B「Caladh Sona」に到着したのです。
そしてここの宿のご夫妻に会ったのですが、ご主人の方は人見知りをされるのか、この時1度だけ顔を出されただけで、後は帰るまで1度も出てはこられませんでした。
但し、メールであるじがバーテンダーだということを伝えてあった所為か、ウイスキーの蒸留方法など詳しく書いたプリントをあるじにくれたんですよね。
ただ、あるじも戴いたのはすごく嬉しかったのですが、英語が殆ど分からないので、現状読めずに困っていたりするんですけどね。(いつか解読してやる!!)
そして話を戻しますが、あるじ達の宿はB&Bなので、当然夕食は無い為、食事の出来るところを宿の奥様に聞くと、なんとあるじ達の居るポートエレンの町で食事の出来る店は2つしかないという事でした。「2・2店舗だけ・・・(ビックリ!!)」
そしてあるじはアイラ島に着たら、ぜひ「アイラオイスターといわれる牡蠣が食べたかったので、食べられるところを聞くと、案の定ポートエレンの町には無く、ボウモアの町の「ハーバー・イン」に行かないとダメと言われました。
まぁ町に2店舗しか店がなく、1店舗はホテルのレストラン、もう1店舗はインド料理屋じゃ、仕方ないのかもしれませんがね。
で、ここまできたら意地でも牡蠣を食べたいと思ったので、約10マイル(16?)の道を舞い戻り、ボウモアの町にある「ハーバー・イン」に行ったのですが、今度は一杯で店に入ることが出来ませんでした。
もうあるじがっかり!!
そこで仕方ないので、牡蠣は翌日の昼に食べることにし、近くの「ロッホサイドホテル」にあるレストランで食事をしました。
ここはここで、スタッフがみな同じ顔をしているので、家族経営なんだなという雰囲気があり、それはそれで楽しかったんですけどね。
ただ残念なのは、牡蠣は勿論なんですが、車でボウモアの町まで来ている為、ホテルのバーで飲んでいくことが出来なかったことです。
でまぁ仕方ないので、宿に戻るわけですが、レンタカーのためライトの操作がイマイチ分からず、暗い道をハイビームに出来ず戻ったため、えらく疲れてしまいました。
まぁ何とか無事に宿に戻れはしましたけどね。
ふぅ〜!!今回も何だかんだと書いているうちにえらく長くなってしまいましたが、こうして2日目も過ぎていったのでした。