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 子鬼

あるじはコレクターではないので、自分で買った事は無いのですが、何本か頂き物のミニチュアボトルがお店に置いてあります。
そして昨日お見えになったお客様にも話したし、それまでもお見えになったお客様には何度か話しているのですが、その中のミニチュアボトルのうち1本だけお酒の量が減っていっています。
蓋は開けた事もありませんし、逆さまにしても手が湿る訳ではないですから、ゆるんでいる事もありません。
多少揮発するにしても、その他のミニチュアボトルとでは明らかに減り方が違うのです。
で、あるじが思うに「あるじの店」にはきっと子鬼が住んでいて、そのお酒が大好きで少しずつ飲んでいるのだろうという事です。
それに時々ボトルの位置やグラスの位置も変わっていたりしますしね。
ただ子鬼が居るのはいいのですが、その子鬼が貧乏神ではなく、座敷童(ざしきわらし)であって欲しいというのはあります。
因みに量が減ってるミニチュアボトルは、「グレンリベット18年」です。
きっと贅沢で酒飲みの子鬼なのでしょう!
「あるじの店」のちょっと不思議なお話でした。