あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 「Octomore( オクトモア)」 ― 2/140 62.5%

barvirgo2009-08-16

スコッチウイスキーの中で最もクセがあり、そして多くのファンを持つアイラ島シングルモルトウイスキー
そのクセは、原料のモルトを乾燥させる際にピートを焚く事によって生まれるのですが、そのピートの焚き加減で当然ながら、出来上がるウイスキーの味わいにも違いが出て来ます。
で、今回「あるじの店」で仕入れたのは、そのアイラモルトの中で多分一番ピートを焚いているのではないかと言われている「オクトモア」です。
「オクトモア」は、現在アイラ島にオクトモア蒸留所が在るわけではなく、ブルイックラディ蒸留所で生産されています。
ただし、オクトモア蒸留所が存在しなかったわけではなく、19世紀前半(1816〜1852年)にアイラ島に存在していたという記録はあるようです。
そして、ブルイックラディ蒸留所は以前ピートを焚かない事で有名な蒸留所でしたから、「ポートチャーロット」もそうですが、ブルイックラディ蒸留所の近くにあった それら蒸留所の昔の造り方を再現してピートを多く焚くのかもしれませんね。
で、今回の「オクトモア」ですが、オフィシャルのボトリングとしては2回目にボトリングされた物で、モルティング時点でのフェノール値が140ppmで、ボトリング時点でも77.5ppmあるそうです。
熟成年数は5年、アルコール度数は62.5%です。
それで、どんな味わいかも簡単に紹介したいのはやまやまですが、何しろ実は 今さっき届いたばかりなので、あるじもまだ飲んでいません。
今日これから飲むか、明日飲むか・・・ちょっと悩んでいます。
ただし、明日から「あるじの店」での提供は始めますので、アイラ好きの方は是非飲んでみてください。
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