あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 ノーザンハイランド、オークニーそしてスペイサイド −2−

barvirgo2011-10-04

9月19日(月)、グレンオード蒸留所の次に訪れたのは、 ダルモア蒸留所
クロマティ湾に架かる橋を渡って北上し、アルネスという町の外れにあります。
まっ!実際には町には行っていないので、町外れに在るのかどうか分からないのですが、地図上ではそんな感じで、大きな通りからちょっとそれた場所にありました。
この蒸留所もとても雰囲気のある蒸留所でしたが、外観は趣のあるままを残しつつ、ビジターセンターやゲストルーム、テイスティングルームはとてもモダンなつくりに改装してありました。
ただ残念だったのは、写真を撮らせてもらえずマッシュタンやウォッシュバック、 ポットスティルの写真をここで紹介する事が出来ない点ですね。
で、実際蒸留所に行って写真を撮らせてもらえないのは残念なのですが、これには訳があり、企業秘密だから写真を撮ってはいけないのではなく、万が一火花が散って火災になっては大変なので、蒸留所によっては写真を撮ることを禁止しているところもあるのです。
なので、禁止されている蒸留所での隠し撮りはやめましょう。
あるじもついつい写真を撮りたくなってしまうところはあるんですけどね。
因みにダルモア蒸留所は、カメラ・携帯とも見学前に預けさせられ、持ち込む事すら出来ません。
ただ写真で見たことはありましたが、本当に変わった形のポットスティルを実際に見ることが出来、満足は出来ました。
それにスティルマンの方が、スピリットセーフのコックをがたがた動かしてくれて、蒸留中のニューポットが外に零れてくるのを飲ませてくれたのは嬉しい体験でした。
そして今回、ダルモア蒸留所では特別な配慮をして頂き、ランチをご馳走になり、そしてスペシャルなテイスティングをさせて頂きました。

左:軽くて言いといって用意されたランチ 中:自分のお皿に取り分けた分 右:テイスティングシート&もえもえ

テイスティングは12年、15年、18年&な、な、なんと・・・リチャード・パターソン氏の40年アストラムまで飲ませていただいちゃいました。
右写真はテイスティングルームからの景色
まっ!自分の誕生日という事もあったのでしょうが、プレゼントまで頂いちゃいました。
それと、この水がマザーウォーター(仕込み水)だと教わった水を汲んできました。
ダルモアを飲まれるお客様にはこの水を使って飲んで頂きたいと思っておりますので、量に限りはありますが、是非マザーウォーターを使ってのトワイスアップ、味わってみてください。
そしてもう1つ、本当に偶然なのですが、日本を出る前に浦和のバーテンダー氏もスコットランドに行っているので会ったら宜しくとお客様に言われていたのですが、まさか会うとは思っていなかったら本当にここダルモア蒸留所でお会いしてしまいました。
時間も場所も何も打ち合わせていないのに本当ビックリですよね。

そんなこんなで、あまり纏まりの無い話しになってしまいましたが、本当にいい、また訪れたいと思える蒸留所でした。
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