あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

ブルイックラディ・セミナー −1−

一昨日ブルイックラディセミナーがあったので、行って来ました。
昨年9月にリリースされた「ブルイックラディ10年・ザ・ラディ・テン」が今月から日本でも発売になり、この「ザ・ラディ・テン」がブルイックラディのフラッグシップとなるウイスキーという事で、蒸留所の製造責任者であるジム・マキューワン氏が直接このウイスキーの説明をするということで行なわれました。
セミナーはニューメークスピリッツ、5年熟成、10年熟成、そしてボタニストジンの4種類をテイスティングしながら行なわれました。
まず最初はニューメークスピリッツのテイスティングから行なわれたのですが、  ここではどんなニューメークを作る様心がけているのか説明をしてくれました。
それは、フレッシュでフルーティー、クリーンでシャープなニューメークを造るようにしているのだそうです。(グレープフルーツやミントフレーバー等)
因みにこのニューメークのアルコール度数は68.5%でした。
そして熟成についての説明に移ったのですが、ウイスキーの味わいに与える樽の影響は約60%あるということで、樽もとても大事で2回も3回も使わずフレッシュな樽を使うようにしているそうです。
因みにブルイックラディでは、バーボン樽はバッファロートレース蒸留所の樽を使っているという事も仰っていました。
またここで面白い話を聞いたのですが、それが本当かどうかは分かりませんが、アイラ島内で自社のウイスキーを全て熟成させているのはブルイックラディだけだそうです。
そして、ジムは時々アイラ島の話や蒸留所の歴史について話をしてくれます。
その中で素敵な話だと思ったのは、現在アイラには8つの蒸留所がありますが、その8つの蒸留所の所長が今年全員アイラ出身者になったという話です。
なんか良いですよね〜・・・
そして蒸留所の簡単な歴史、創業が1881年何度もオーナーが変わり、1992年にジムビーム社がオーナーになったがその2年後の1994年には閉鎖され、2000年に今のオーナーがジムビーム社から蒸留所を買い取り、ジムを招聘し、ジムは2001年からブルイックラディで働くことを決めたそうです。  (それまでジムはボウモア蒸留所で働いていましたからね)
で、申し訳ないのですが長くなってしまったので、この続きはまた後日書きます。
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