あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 第13回San Francisco World Spirits Competition

barvirgo2013-04-06

アメリカのサンフランシスコで毎年行なわれているお酒のコンペティションで、今年は3月21日〜24日の4日間審査が行なわれ、その結果が先日発表されました。
このコンペはかなり規模が大きく、今年は世界63ヶ国から1,407種類ものお酒が85あるカテゴリーに出品されたそうです。
スピリッツのコンペティションとなっていますが、リザルトを見るとリキュールなども入っているので、まっ!お酒全般のコンペですね。
とにかく先にも書いたとおりカテゴリーが85と多く、全ての結果はもちろん各カテゴリーごとの結果を紹介するのも大変なので、コンペの結果についてはリザルトのページここに貼っておきますので、こちらをご覧下さい。
そして毎回このコンペで残念なのは、たくさんあるカテゴリーの中ウイスキーも当然幾つかのカテゴリーに分けられているのですが、そのカテゴリーにジャパニーズが無いんですよね。
日本のウイスキーはOther Whiskeyというカテゴリーに振り分けられているのです。
アメリカ、カナダ、スコットランドアイルランドと違い、世界の5大ウイスキーと日本では言われていながらそのカテゴリーが未だ無い状況なのです。
まっ、日本から出品しているのがサントリーしかないため仕方ないのかもしれませんが、世界の5大ウイスキーの1つと言っているのにそのカテゴリーが無いなんて、ちょっと寂しいですよね。
そしてこのコンペ、ここまで書くのを忘れていましたが各お酒を、ダブルゴールド、ゴールド、シルバー、ブロンズの4段階で評価しています。
で、昨年までは各カテゴリー内のベスト1も決めていた筈でしたが、今年の結果を見るとそれはなく、上記4段階のみになっていました。
ただ、それ以外に審査員特別賞みたいな賞があるのですが、今年はその中の The Tasting Panel Magazine Distillery of the Yearに、サントリーが選ばれていました。
正確にはどんな賞か分かりませんが、今回エントリーした蒸溜所(ウイスキーに限らずその他のジンやウオツカ、ラム、ブランデー等含まれている筈)の中ではナンバーワンということなんだろうと思われ、日本からのエントリーが少ない中これは嬉しいニュースなんじゃないかと思います。
サントリー頑張ってくれてるなって感じです。
なのでニッカやマルス、出来れば秩父なんかもアメリカでのコンペにチャレンジし、日本のウイスキーのレベルの高さを証明してもらいたいと思います。
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