あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 ブルックラディ新商品発表会

barvirgo2013-09-10

昨日、スコットランドアイラ島シングルモルトウイスキー、ブルックラディの商品構成(ラインナップ)が変わり、日本で発売される5種類の試飲発表会があり行って来ました。
新たに発売されるのは、ブルックラディ スコティッシュ・バーレイ、アイラ・バーレイ2007、ブラックアート1990、そしてポートシャーロット(ジムはポートチャーロットと発音している) スコティシュ・バーレイ、そしてオクトモア スコティッシュ・バーレイ6.1の 5種類で、ブルックラディ蒸溜所からマスターディスティラーのジム・マキュワン氏自ら来日して新商品について説明をして頂きました。
氏のウイスキーに対する熱い思い、スコットランドアイラ島に対する思い、原料や人、丁寧さ、チャレンジ精神などなど熱く溢れる思いに久しぶりに触れる事が出来、とても良い発表会でした。
そして今回発表された新商品の日本での発売は10月23日(水)で、閉鎖していたブルックラディ蒸溜所が再開後初の蒸溜をした日となるそうです。
そしてそれぞれのウイスキーを簡単に説明すると、ブルックラディ スコティッシュ・バーレイがスコットランドで収穫された大麦を100%原料に、モルトにする際ピートを焚かずに仕込んだシングルモルトウイスキーで、ブルックラディ アイラ・バーレイ2007はアイラ島で2006年に収穫された大麦を100%使い2007年にノンピートで仕込んだシングルモルトウイスキー、そしてブルックラディ ブラックアート1990は、1990年蒸溜のシングルモルトで、熟成樽をジムが秘密にしているジムお気に入りの謎めいたウイスキーだそうです。
そしてポートチャーロット スコティッシュ・バーレイは、スコットランドで収穫された大麦を100%使うのはブルックラディ スコティッシュ・バーレイと一緒ですが、こちらはモルトにする際ピートを焚いて、フェノール値40ppmのヘヴィリーピーテッドにして仕込んだシングルモルトウイスキーです。
そしてオクトモア スコティッシュ・バーレイ6.1も、100%スコットランド産の大麦を使用するのは一緒ですが、モルトにする際にそれこそピートを強く焚きこみフェノール値もとても高い167ppmまで高めながらも、ただ単にスモーキーなだけじゃないピートやフルーティさ、潮の香りなどバランスよく考えて造られたスーパーヘヴィリーピーテッドのシングルモルトウイスキーだそうです。
そしてブルックラディ蒸溜所で造られるシングルモルトウイスキーは、全てノンチルフィルター、ノーカラーリングとなっているそうです。 (まっ、これは当然か!)
以上簡単ですが、昨日発表になったブルックラディの新ラインナップ、全て同じ蒸溜所で造っているのにこんなに違うのかとハッキリ感じられる構成になってました。
なので来月23日発売になるそうですから、是非皆さんその全てとは言いませんから幾つか飲んで、その味の違いを楽しんでみてください。
因みにBAR Virgoでは、フライングしているので本日からブルックラディ アイラ・バーレイ2007と、オクトモア スコティッシュ・バーレイ6.1を提供します。
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