あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 ロンドンでウイスキー造り始まる

barvirgo2013-12-17

実は1年半ほど前にもロンドンでウイスキー造りが始まる話は書いたのですが、その時は昨年中には蒸溜が始まりそうだと書いたのですが、まっ!予定は未定、当時の計画より遅れること約1年、今月12日にロンドン市内バタシーに在るThe London Distillery Company(ザ・ロンドン・ディスティラリー・カンパニー)がロンドンでは103年ぶりとなるウイスキーの蒸溜を行なったそうです。
ロンドンで最後にウイスキーが造られたのが1910年、Lea Valley Distillery(リー・ヴァレー蒸溜所)という蒸溜所だったそうなので、丸一世紀ぶりのロンドンウイスキーが誕生する事になったのです。
どんなウイスキーが出来るのか?今からちょっと楽しみですよね。
因みにこの蒸溜所の蒸溜基には名前が付いていてMatilda(マチルダ)、蒸溜所設立者の1人Darren Rook(ダレン・ロック)氏のスコットランド人祖母の名だそうです。
そしてマチルダ、容量が650リッターとウイスキーの蒸溜基としてはかなり小さく、生産規模もシングルモルトウイスキーは年産100バレルを予定しているそうです。
ただシングルモルトウイスキー以外にも、今年の春から造っているジンもあれば、これからはライウイスキーやラムを造る計画もあるそうなので、本当に楽しみな蒸溜所ですね。
因みにもう1つ、今回蒸溜した最初のニューメークはなんとイングリッシュオークバレルに詰められるそうです。
イングリッシュオークなんて今まで聞いた事がないので、これもどんな熟成するか楽しみですね。
まっ!後は早くて2016年12月、流石にその頃に飲む事は出来ないでしょうが、何時かこのロンドンのウイスキー、飲んでみたいし入手して、皆さんにも提供出来ればと思います。

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