英国のFarmers Weeklyという農家向けニュースサイト、そこではこの春育てるのにお勧めの大麦品種が紹介されています。
本来春に育てる大麦は飼料用が多かったようなのですが、やはり最近はウイスキーの需要が伸びているせいもあり、ウイスキー造りにも向いた大麦を育てる農家が増えているそうです。
そこで人気だというか伸びを示しているのがPropino(プロピノ)という品種だそうです。
ウイスキー造りの現場ではまだあまり聞きませんが、今後しばらくするとジ蒸留所によっては、「うちはプロピノ使っているよ。」なんてところも出てくるのかもしれませんね。
そしてFarmers Weeklyでは、この春のお勧めとしてプロピノ以外にもオデッセイ、クウェンチ、オーヴァーチュア、コンチェルト、ティップルといった大麦をお勧めしています。
しかし、あるじも大麦の事を詳しく知っている訳ではないので何とも言えませんが、ここに上がった大麦の品種であるじが知っているものが少なく、今までウイスキー蒸溜所で伺った品種が殆ど無いのは、如何に大麦の品種改良が進んでいるのかを示しているようで、興味深いですね。
そしてここでの記事を見る限り、イングランドからスコットランドへウイスキー用に持ち込まれる大麦は結構伸びているようです。
という訳で、スコットランド産の大麦に拘る蒸溜所も増えてきてはいますが、現状イングランド産など海外産大麦を使っている蒸溜所もまだまだ沢山あるのでしょうね。
にほんブログ村