あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 スコッチウイスキーの輸出2013

barvirgo2014-04-14

スコッチウイスキーの輸出額、輸出量についてSWA(スコッチウイスキー協会)がレポートを発表しました。
2013年は輸出額としては43億ポンド日本円にして約7,300億円、輸出量としては70clボトル換算で13億本で前年対比3%の増加だそうです。
まぁ悪くはないと思いますが、一時期ほどの伸びがないのは気になります。
またアジアは日本を含め、韓国、台湾、そして特に中国への輸出が減っているという事が書かれていて、マーケットとして縮小傾向なのも気になります。
「小言」をご覧の皆さんにも沢山スコッチを飲んでいただいて、日本のマーケットはまだまだ捨てたもんじゃないという事をスコッツに知ってもらいたいと思います。
そうしないと色々なウイスキーを楽しむ事が日本に居ては出来なくなってしまいますからね。
と、そんな事を感じつつ、それではスコッチウイスキーの輸出額と輸出量のランキングベスト20を順位だけ紹介します。
先ず輸出額ベスト20は
1位アメリカ、2位フランス、3位シンガポール、4位スペイン、5位ドイツ、6位南アフリカ、7位台湾、8位韓国、9位メキシコ、10位ブラジル、11位UAE、12位オーストラリア、13位ラトビア、14位インド、15位ヴェネズエラ、16位カナダ、17位ポーランド、18位日本、19位パナマ、20位オランダとなっています。
そして輸出量ベスト20は
1位フランス、2位アメリカ、3位シンガポール、4位インド、5位ブラジル、6位スペイン、7位南アフリカ、8位ドイツ、9位メキシコ、10位オーストラリア、11位ポーランド、12位韓国、13位タイ、14位ヴェネズエラ、15位UAE、16位台湾、17位ラトビア、18位オランダ、19位中国、20位イタリアとなっています。
で、これを見るとある程度どの国がブレンデッドが飲まれていて、どの国がシングルモルトが飲まれているのかが見えてきますね。
なので日本も輸出額ではベスト20に入るものの、輸出量ではランク外なので、ブレンデッドよりシングルモルトの方が人気が高くなっているのだろうという事が見て取れます。
ブレンデッドウイスキーって実はコストパフォーマンスに優れているのですが、日本人はどうもシングルモルトというちょっとプレミアム感がある方を好む傾向にあるので、こうなって来たんでしょうね。
まっ、もちろんあるじもシングルモルトも大好きなので良いのですが、普段飲みとしてはブレンデッド、特にこれからの季節はハイボールにするのにお勧めです。
そしてウイスキーの飲み手自体が増えてくれたら嬉しいなと思いました。
そしてそして・・・SWAいつか見てろよ〜!!
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