あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 3人もお辞めになるのか・・・

barvirgo2014-04-19

今年日本でも報道され話題になったサントリーのビーム社買収、何人かの株主の反対などもありましたが無事成立しそうです。
そして、サントリーはビーム社を買収しても人事などはそのまま現体制で臨んでもらうと発表していましたが、買収される側にはそれを良しとしない方達が居たようです。
写真のBill Newlands(ビル・ニューランズ)氏をはじめとする幹部3人が買収成立後に辞任すると発表したのです。
因みに辞任する3名、ビル・ニューランズ氏はビーム社のNorth American Presidentだそうですし、他の2名も1人はChief Financial OfficerのRobert Probst(ロバート・プロブスト)氏で、もう1人はCorporate ControllerのLeo Mierzwcki(レオ・ミエルゾウツキ)氏という方で、かなりビーム社の中でも主要な役割を担ってきた方達のようです。
そんな3名がいきなり個人的な理由で辞任する、どんな個人的な理由なんでしょう?
サントリーがビーム社を買った事が悪いとはあるじは思わないのですが、昔サントリーボウモアを買収した時にもあったように、買収される側にはそれをよくは思わず、辞めてしまわれる方が出たりするんですよね。
そしてボウモア蒸溜所を訪れた時に思ったのですが、蒸溜所の方達には今でも親会社のサントリーをよく思っていない方もいらっしゃるのです。
なので今回サントリーには、ビーム社の幹部が3名も辞めてしまうのですから、残ったビーム社の方達とよくコミュニケーションをとり、サントリーの傘下に入って良かったと思ってもらえるよう気を配ってもらいたいと思います。
そしてそうしなければサントリーアメリカ進出もうまくいかないんじゃないかと、他人事ながら心配になったあるじなのでした。
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