あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Scottish Craft Distillers Association(SCDA)

barvirgo2014-07-18

スコティッシュ・クラフト・ディスティラーズ・アソシエーションという協会がスコットランドに誕生しました。
これはスコットランドでも最近増えつつあるクラフトディスティラー、簡単に言えば小規模蒸溜業者ってところでしょうか、そのクラフトディスティラーがお互いに協力し、宣伝や流通を効率よく出来るように支える協会だそうです。
小さな蒸溜業者同士助け合い皆で成功しましょうって事ですね。
なのでクラフトディスティラーであれば、ウイスキーに限らず、ジンやウオツカなどの蒸溜業者でもメンバーになれるそうです。
それにこうした協会が出来れば新たに参入してくるディスティラーも現れ、業界も活気づくと考えているようです。
とても良い事ですよね。
確かに現在ウイスキー業界は右肩上がりで、沢山の新規参入者が蒸溜所を建て、ウイスキー造りを始めたり始めようとしていますが、ウイスキーは特に造って直ぐ販売出来るお酒ではないので、3年後5年後そして10年後になったらウイスキー自体の売上げが落ちて、小さいところは閉鎖に追い込まれないとも限りませんからね。
そんななか小さな蒸溜業者同士で助け合えれば、ウイスキーはもちろんそれ以外の蒸留酒造りをしようという人達にもビジネスチャンスが広がりますものね。
で思うのは、こうした協会または制度みたいなものが日本にも出来、もっと沢山のクラフトディスティラーが日本全国に誕生してくれたらな、てことなんですよね。
日本ではなかなかお酒造り、特にウイスキー造りとなると相当ハードルが高いようなので、もっと資金の少ない者でも参入しやすいように、協会を作るというよりは国が小規模蒸溜業者を支援するような制度を作り、もっと沢山のジャパニーズウイスキーやジャパニーズラム、ジャパニーズジンが誕生して貰えればと思います。
国にしてもお酒造る業者が増えれば、それだけ税収も増えますしね。

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