あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 サントリー山崎蒸溜所見学 2014 -2-

barvirgo2014-10-03

さて、それでは先日あるじが山崎蒸溜所へ行って来た時の話を下手くそな写真と共に見ていただこう。
先ず前回も書いたが山崎蒸溜所を見学する為には予約をしておく事が大事で、実はあるじも3ヶ月以上前から申し込んでおきました。
せっかく見学に訪れるのですから、少しでも良い見学にしたいですしね。
そして蒸溜所に到着、受付を済ませたら先ずはセミナールームに案内してもらいます。
そこで山崎蒸溜所について、ウイスキーについてなど見学前に基本的な話を伺います。

写真左:山崎が日本最初のウイスキー蒸溜所で水が良いという写真
写真中:1923年着工、1924年竣工、そして白札が国産第1号のウイスキーという写真
写真右:サントリーの創業者、鳥井信冶郎氏
まあ山崎蒸溜所の話しになると、この場所に選んだのは水が良いからだという話は今までもよく聞いていましたが、今回驚いたのは水が良いという事で蒸溜所のある界隈、水道代が大阪の他の場所より3割高いそうです。
という事でさすがに講師の方には突っ込みませんでしたが、こんなところも「山崎」の価格が少し高い事に影響しているのかもしれませんね。


そして現在は8セット16基のポットスティルで蒸溜、年末年始の2週間、そして夏のメンテナンスの1週間を除き、24時間操業で原酒造りを行なっているそうです。
これは何度も止めたりする方が熱効率が悪くなるので、なるべく止めずに稼動させているからだそうです。
なので今回は蒸留室に入れませんでしたが、入ったらかなり熱いんでしょうね。
で、一通りの説明を聞いた後は見学です。

先ず外に展示してある山崎蒸溜所第1号のポットスティルです。
展示してあるの再溜釜で、初溜釜じゃないのは初溜釜の方が劣化が激しく展示に向かなかったらしいです。
そして渡邊銅鐵工所というところに依頼して造ってもらったスティルだそうですが、現在では渡邊鐵工所がどんな鐵工所だったか分からなくなっているそうです。
日本で最初のポットスティルを造った鐵工所が今は無く、その後の消息する分からないというのも日本のウイスキー造りが90年経ったという歴史なのかもしれませんね。
と、そんなちょっと寂しいような話を聞いたこれからが本番の見学ですが、また長くなってしまったので続きは次回、たいした話は出ませんがお付き合い頂ければ幸いです。

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