あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 2015 ISC トロフィー

barvirgo2015-07-09

が発表になり、ニッカウヰスキーでは「フロム・ザ・バレル」が、サントリーでは「響21年」が、それぞれウイスキー部門のカテゴリー別トロフィーを受賞しました。
またニッカウヰスキーはディスティラー・オブ・ザ・イヤーにも選ばれました。
凄く良いニュースですね。
因みにISCはInternational Spirits Challenge(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)の略で、イギリスの酒類専門出版社「ドリンクス・インターナショナル」が主催している国際的な酒類コンペティションです。
ウイスキーは勿論、ジン、ウオツカ、ラム、テキーラ、ブランデー、リキュール等を、世界中から集まった蒸溜所のマスターブレンダー等がブラインドテイスティングし、各部門毎に金・銀・銅賞、さらには金賞の上をいく最高賞のトロフィーを選出しています。
但しカテゴリーによってはトロフィーが出ないカテゴリーもあったりします。
で、金賞までは先々月の5月に発表されていて、昨日7月8日(水)に最高賞のトロフィーが発表されたのです。
それで、ニッカの「フロム・ザ・バレル」がジャパニーズ・ブレンズ・ノーエージステートメント部門、サントリーの「響21年」がジャパニーズ・ブレンズ・スーパープレミアム21年以上部門でのトロフィー受賞となったわけです。
ジャパニーズウイスキーでは14の金賞受賞ウイスキーがあった中で、この2つがトロフィーに輝いた訳ですが、ニッカの「フロム・ザ・バレル」のように価格も手頃で入手しやすいウイスキーが選ばれたのは、特に素晴らしい事だと思いました。
なかなか普段飲めないウイスキーが選ばれるのは、それはそれでふ〜んそうなんだとは思いますが、やはりどこか自分が飲めないものじゃ関係無いなと感じてしまいますが、手が出しやすくそこかしこで飲めるウイスキーであれば皆さんだって飲んでみようと思われるでしょうからね。
そういう意味でも「フロム・ザ・バレル」、トロフィー受賞おめでとうございますと言いたいです。
あるじも久しく飲んでいないので、今度飲もうと思います。
そしてニッカウヰスキーのディスティラー・オブ・ザ・イヤー、ニッカとしては初受賞だそうで、今まで受賞していなかったのが不思議なぐらいで、これも本当に嬉しいニュースだと感じました。
ただ嬉しい反面、これでまたニッカのウイスキーの人気が伸びて、自分達バーテンダーがお客様に提供するウイスキーの入手が厳しくなるのは勘弁して欲しいなとも思うあるじなのでした。

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