あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 エジンバラ〜キャンベルタウン〜アイラ  −8−

barvirgo2016-05-31

5月2日(月)、この日は午前から午後に掛けスプリングバンク蒸溜所とグレンガイル蒸溜所の見学、そして午後3時からグレンスコシア蒸溜所を見学する予定にしてました。
という訳で先ずはスプリングバンク蒸溜所とグレンガイル蒸溜所を見学する為にケーデンヘッドショップに向かいます。
スプリングバンクとグレンガイルの見学ツアーはケーデンヘッドのショップで受け付け、そしてスタートするからです。
(左写真の店)
なので皆さんもキャンベルタウンへ行ってスプリングバンクとグレンガイルを見学するのであれば、先ずはケーデンヘッドショップに足を運んで下さい。
因みに見学ツアーは個別のものもあれば2蒸溜所とも見学出来るものもありますし、ランチが付いたりより多くてイスティング出来たりといったオプショナルツアーもありますので、こちらスプリングバンクのツアーサイトをご覧になり、ご検討そして参加するツアーを決められると良いと思います。
という訳で受付を済ませ、先ずはスプリングバンク蒸溜所から見学します。
この日はバンクホリデー(祝日)だったせいか蒸溜所は稼動しておりませんでしたが、とても丁寧に案内して頂き、写真も全てOKだったので、あるじの下手な写真ではありますが、写真にて見学の様子を紹介します。

先ずはモルトバーン、前回訪れた時には無かった各工程の説明書きのボードがありました。
もちろんツアーガイドの方が説明をしてくれますが、英語の苦手な方でもこの説明書きを写真の収めればスプリングバンクが各工程でどのようにしているのか分かるので、これはありがたいと思いました。

モルトのエレベーター、ポーティアス製でした。
これでモルティングが終了したモルトを乾燥室に上げます。
床に空いた網のところにモルトを落とし、写真右の籠で掬って上のフロアにある乾燥室まで持ち上げるのです。

ティーピング槽(浸漬槽)、ここで乾燥した大麦を浸漬し、ある程度水分を含んだら下層部にある写真右のハンドルを回して下のモルティングフロアに落とし広げてフロアモルティングをするのです。

キルン(乾燥塔)の下、ここでピートを燃やしモルトを乾燥させる訳ですが、スプリングバンク蒸留所では3タイプのウイスキーを造っているので、各タイプ毎のピートを焚く時間や温風乾燥の時間、またキルニング(乾燥)の為の温度についてもボードに記されています。
〜続く〜

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