5月2日(月)スプリングバンク蒸溜所の見学、キルン(乾燥塔)を見せて頂いた後はモルトビン(モルト貯蔵タンク)の説明、どのモルトビンにスプリングバンク用かロングロウ用かヘーゼルバーン用かが入っているのが分かるコンピューター(板)と中にどれくらい入っているのかをチェックする木槌を見せて頂く。 (下の写真左)
その後はモルトミル(麦芽粉砕機)、リーズ時代のポーティアス製なので相当古い筈ですがまだまだ現役、グリスト(粉砕麦芽)の比率はオーソドックスな1:7:2 (フラワー:グリッツ:ハスク)だそうです。
そしてマッシング(糖化)、この日は作業していなかったせいか、マッシュタン(糖化槽)はきれいに清掃してあり、麦汁を濾過するフィルターの鉄板がマッシュタンの中に立てかけてありました。
そんな珍しい状況を見せてもらいながらマッシングの説明、通常投入するお湯は3回のところが多いのですが、スプリングバンクは4回です。
3回目4回目のお湯の温度が若干低めなので、しっかり4回行なうのかもしれませんね。
そしてファーメンテーション(醗酵)、ウォッシュバック(醗酵槽)は木製です。
ただ他の蒸溜所が多く使用しているオレゴンパインやダグラスファーといった米松製ではなくヨーロピアンラーチ、カラマツ製で、醗酵時に発生する泡を切るブレード(スイッチャー)も着けられてなく、如何に丁寧に醗酵させているのかが窺えます。
またその泡があふれないよう醗酵させているせいか、ここで得られるウォッシュのアルコール度数は4.5〜5%なのだそうです。
〜続く〜
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