あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 ICONS OF WHISKY REST OF WORLD(アイコンズ・オブ・ウイスキー・レスト・オブ・ワールド) 2017

barvirgo2016-10-26

ウイスキーに拘るアワードで、あるじが好きな賞の1つにアイコンズ・オブ・ウイスキーがあります。
このアイコンズ・オブ・ウイスキーウイスキーそのものを表彰するのではなくウイスキー業界に貢献した人や会社を表彰する賞で、現在はスコットランドアメリカ、それ以外の地域(レスト・オブ・ワールド)、そして今年からインドに分けて各賞が設定・表彰され、2017年度は最終的に来年3月30日にグローバルのアワードが決まり発表されるそうです。
そんなアイコンズ・オブ・ウイスキーのレスト・オブ・ワールド部門の結果が、先日発表になりました。
各賞全ての結果を見たい方はこちら、WHISKY Magazine Japanの【速報】 アイコンズ・オブ・ウイスキー2017「レスト・オブ・ワールド」部門結果発表を見て貰い、ここでは日本から選ばれた3部門を紹介します。
で、まず最初に紹介するのはディスティラー・オブ・ザ・イヤーで、こちらはサントリースピリッツ株式会社が選ばれました。
このディスティラー・オブ・ザ・イヤーは2016年度はニッカウヰスキーが受賞しているので、一応2年連続日本の会社が選ばれたという事になります。
そして次にクラフトプロデューサー・オブ・ザ・イヤーには、マルスウイスキー本坊酒造株式会社が選ばれました。
本坊酒造マルスの信州蒸溜所も再稼動後年々蒸溜スパンが長くなっていますし、本坊酒造のお膝元鹿児島県の津貫にも新たな蒸溜所が来月11月に蒸溜が始まりますし、最近元気な日本のウイスキー業界を代表しての受賞といった感じなのでしょうね。
そしてもう1つ、マスターディスティラー/マスターブレンダー・オブ・ザ・イヤーにキリンビール株式会社(富士御殿場蒸溜所)のチーフブレンダー、田中城太氏が選ばれました。
氏はキリンビールに28年勤務され、2009年に日本に帰ってくる前にはアメリカ・ケンタッキーのフォアローゼス蒸溜所で7年間品質管理責任者をされており、帰国後の2010年から富士御殿場蒸溜所のチーフブレンダーをされていらっしゃる方です。
親会社のキリンビールウイスキー事業に重きをおいていない中、とても頑張っていらっしゃるなと感じていたので、今回の受賞は凄く良かったなと思いました。
後はこの3部門のうち1部門でも良いので、グローバルでのアイコンズ・オブ・ウイスキー・アワードが受賞出来ると日本的には良いのかなと思います。
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