あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

Scottish Field Readers Challenge (スコティッシュフィールド・リーダーズチャレンジ) 2016

barvirgo2016-11-19

スコットランドの雑誌(Web)にScottish Field(スコティッシュフィールド)というのがあります。
このスコティッシュフィールドでは読者が選ぶ今年のウイスキー・ベスト10というような企画があります。
先ずは参加者を募り、選ばれた10名がスコティッシュフィールドで厳選した新商品を中心としたウイスキー(今年は51種類)をテイスティングしベスト10を選ぶのです。
ちょっと楽しい良い企画ですよね。
ウイスキーの専門家が選ぶのではなく一般の方、もちろんウイスキーは好きなのでしょうが、プロじゃない人があれこれ飲んでどれが美味しいと決めるわけですからね!本当に良い企画だと思うのです。
しかもウイスキー専門誌じゃないのに行なっているのです。
このへんは流石スコットランドって感じです。
日本でも一般紙とはいいませんから、ウイスキー関連の雑誌・ウェブサイト等で、自分達から発信するばかりでなく一般の読者等からお金を取るのではなく招待して、こうした一般のウイスキー好きの人達の声を紹介するという企画をせめて1年に1回ぐらいは行ってもらいたいものです。
なんて話が少し逸れてしまいましたが今年のスコティッシュフィールド・リーダーズチャレンジ、スコットランド中から読者10名をエジンバラのスコッチモルトウイスキーソサエティの本部に招き、安いものでは17ポンド(約2,300円)から高いものになると2,750ポンド(37万円超)のウイスキーを51種類、ブラインドでテイスティングしてもらい各々が点数を付け、その中の最高点と最低点を除いて足して、上位10本を発表そして上位3本を表彰しています。
40万円近いウイスキーまでテイスティングさせるなんてスコティッシュフィールド太っ腹です。
それで結果1位になったウイスキーシングルモルトウイスキーの「グレングラント1966」(ゴードン&マクファイル)でした。
またその他2位から10位まで日本で手に入るものもありますが、殆ど入手不可能な物ばかりなのでここでは紹介致しませんが、先にも書いたとおりこうした専門家とは違うウイスキー好きの人の声を聞く、凄く大事な事だと思うあるじなのでした。
なにしろ後日紹介致しますが、同じスコティッシュフィールドが行った、専門家の方達が選ぶウイスキーとはもちろんテイスティングしているウイスキーが皆同じわけではありませんが、同じ物でも同じ様な評価を得ていないので、どちらが正しくてどちらが間違っているという訳ではありませんが、より多くの感想を聞くという意味でも専門家や売り手以外の声、貴重な意見だと思うんですよね!
という訳で、一応結果を知りたいという方もいらっしゃると思いますので、知りたい方はこちらをクリックして下さい。結果等ご覧になることが出来ます。
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