あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 The 23th The Whisky Advocate Awards (第23回 ウイスキー・アドヴォケート・アワード)

barvirgo2016-12-22

が全て発表されました。
ウイスキー・アドヴォケートはアメリカのウイスキー情報誌(サイト)で、毎年年末になると幾つかのカテゴリーを設け、各カテゴリー毎のアワードを1つずつ毎日発表しています。
それも今年で23回目、しかもコンペティションと違ってウイスキー・アドヴォケートで勝手に選んで表彰しているので受賞者(社)に連絡したりはしないそうです。
エントリーしてあるものだけを対象に選ぶのではないというのがこのアワードの良いところだとあるじは思っているので、結果だけではありますがここで簡単に紹介します。
因みに今年は13のカテゴリーでアワードが選ばれていました。
という訳で発表順に紹介します。

  • クラフトウイスキー・オブ・ザ・イヤー : ベインブリッジ・山・アメリカンシングルグレーンバーレイ・ミズナラ・ジャパニーズオーク
  • ブレンデッド/ブレンデッドモルトウイスキー・オブ・ザ・イヤー : ウィリアム・グラント&サンズ レアカスクリザーヴス・ゴーステッドリザーヴ21年
  • ローランド&キャンベルタウン・ウイスキー・オブ・ザ・イヤー : アイルサベイ
  • ライフタイムアチーヴメント・オブ・ザ・イヤー : ウィリー・コクラン氏(ジュラ蒸溜所)、エディ・マカーファー氏(ボウモア蒸溜所)、リチャード・パターソン氏(ホワイト&マッカイ)

以上が今年のウイスキー・アドヴォケート・アワードでした。
それでアワードに輝いたウイスキーの多くはなかなか日本で手に入らないのですが、ニッカウヰスキーの「余市」はもちろん、それとスペイサイド・シングルモルト・オブ・ザ・イヤーに輝いた「グレンロセス・ヴィンテージリザーヴ」が価格も手頃で今なら入手も可能なので、確かによく出来ているウイスキーだとあるじも思いますし、是非皆さんもどこかで見かけたら飲んでみてください。
またディスティラー・オブ・ザ・イヤーに輝いたハイウエスト蒸溜所のウイスキーも数は少ないですが探せば日本でも手に入りますので、興味のある方は探してみてください。今までのアメリカで造られていたウイスキー(バーボン)とはまた違った味わいのウイスキーを楽しめると思います。
そして、個人的に嬉しかったのはライフタイムアチーヴメント・オブ・ザ・イヤー、いわゆる功労者賞です。
今年で引退をされたジュラ蒸溜所のウィリー・コクラン氏とボウモア蒸溜所のエディ・マカーファー氏、それとまだまだ現役で頑張っているホワイト&マッカイのリチャード・パターソン氏という3名の方がアワードに輝きましたが、先の2名の方にはそれぞれの蒸溜所を訪れた時にお世話になり、パターソン氏にはあるじの店BAR Virgoにまでお越し頂いているので、この3名の方には本当に感謝と祝福の言葉を贈りたいと思います。
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