あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 皆川さん達のアイデアだったのか!

barvirgo2017-05-11

色々と革新的なことや面白いアイデアで色んなウイスキーをリリースするコンパスボックス、今回は第3弾となる「Double Single(ダブル・シングル)」のリリースが発表されたんですがこの「ダブル・シングル」、何と造るきっかけというかそのアイデアを提供したのはDuncan Elphick(ダンカン・エルフィック)氏と皆川達也氏だったそうです。
これは2003年2人がハイランダー・イン(スコットランド、スペイサイドのクライゲラヒ村に2005年オープンしたホテル)をオープンさせるにあたり、コンパスボックスのオーナー、John Glaser(ジョン・グレーザー)氏にホテル限定のウイスキーを造って欲しいと頼み、その時の依頼がブレンデッドで使うシングルモルトウイスキーとシングルグレーンウイスキーは1種類ずつでということだったそうです。
当初頼まれたグレーザー氏もビックリしたようですが、モルトとグレーン1種類ずつでもブレンドの仕方で単独で味わうよりより深みのあるウイスキーへと変化したそうです。
こうして誕生したウイスキーなので、ウイスキーの名前が「ダブル・シングル」としたそうです。
で、今は皆川氏も携わってはいないのでしょうが、今回第3弾の「ダブル・シングル」をリリースするに当たり、グレーザー氏はこのウイスキー誕生のアイデアはダンカン氏と皆川氏なんだと仰ってくれるっていうのはちょっと素敵だなと思い、今回のこの発表を「小言」でも紹介する事にしました。
実際今でこそ2種類だけブレンドしたウイスキーというのは時々見ますが、2003年当時なのでそれしか使わなくて大丈夫?的な思いもあり、これだけシンプルなブレンデッドウイスキーというのは無かったように思いますしね。
そしてそんなウイスキーの第3弾がリリース、今回はモルトが「グレンエルギン」でグレーンが「ガーヴァン」だそうです。
これが日本に入ってくるのかは分かりませんが、こんな誕生秘話があり、とてもお世話になっている皆川さん達のアイデアで生まれたなんて聞くと、ちょっと飲んでみたくもなるあるじなのでした。
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