半年ほど前の「小言」でスコットランドの首都エジンバラの港湾地区リーズにモルトウイスキー蒸溜所が出来るかも!なんて話を紹介しましたが、その計画が今月エジンバラ議会に提出されたそうです。
そしてその蒸溜所がスコットランドで初めてとなる約40メートルの高いビルだという事で話題になっているそうです。
確かに言われてみればグレーンウイスキーの蒸溜所だと連続式蒸溜機を入れるため背の高いビルみたいな蒸溜所は見たり聞いたりしますが、モルトウイスキー蒸溜所は単式蒸溜器を使うためそれほど背の高い建屋を必要としないのでビルのような背の高い蒸溜所は今までどこにもなかったのです。
それが今回の計画では上層階に研究所やブレンド室、テイスティングルーム、また見学者向けのフォース湾を臨むバーやレストランを置き、右上の図のように中層か井上にマッシュタン(糖化槽)そしてその下のフロアにウォッシュバック(醗酵槽)、そしてグランドレベルにポットスティルを設置し、上から下へと効率よい作業工程になる様デザインしてあるそうです。
なんか完成したら今までにない蒸溜所なので面白そうですよね。
しかもこの蒸溜所を計画している起業家の方はヘリオットワット大学とパートナーシップを結び、学生に実習の場を提供することなども計画しているそうです。
これもウイスキー業界にとっては若い技術者を育てるという意味で、とても良い試みだなと思うのです。
という訳で是非エジンバラ議会にはこの計画を承認してもらい、このポート・オブ・リーズ・ディスティラリーが一日も早く誕生してくれる事を願います。
あるじもどんな蒸溜所になるのか早く見てみたいですしね。
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