あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Port Charlotte (ポートチャーロット) がリニューアル

barvirgo2018-05-11

スコットランドアイラ島に在るブルックラディ蒸溜所で造られているヘヴィリーピートのシングルモルトウイスキー「ポートチャーロット」がリニューアルされ、新たなデザインのボトルでリリースされると蒸溜所からメールが届きました。
ウイスキー関連のサイトでもニュースになっていますが、これまでのブルックラディと同じデザインのボトルから深緑のボトルに、そして黒いラベルのなんだか渋くてかっこいいボトルに変わるようです。
そして新たにリリースされるのは4種類、今まで限定でリリースされたことが何度かあった「10年」が現行の「スコティッシュバーレイ」に替わって定番となり、それ以外では「アイラバーレイ2011」、それと「MC:01 2009」に「MRC:01 2010」というのがリリースされるそうです。
また「MC:01 2009」は免税店限定で、それ以外は来月以降順次発売になるそうです。
なので日本は夏か秋ぐらいに発売になるんじゃないかと思われます。
で、リニューアルされる「ポートチャーロット」、新たな概要はどんな感じなのか簡単に紹介させて頂きます。
先ずピートの焚きこみ加減を表すフェノール値は全て40ppmです。
それで「10年」、これは使用される大麦が全てスコットランド産で、ファーストフィルのアメリカンオーク樽とリフィルのアメリカンオーク樽、それとフランスのワイン樽で熟成させた原酒をヴァッティングしてアルコール度数50%でボトリングされるものだそうです。
次に「アイラバーレイ2011」ですが、これは2010年にアイラ島にある3つの農場(Dunlossit、 Sunderland、Kilchiaran)で収穫された大麦だけを使用し2011年に蒸溜、そしてファーストフィルのアメリカンオーク樽をメインに幾つかのウイスキーの熟成に使ったリフィルのシラーとメルローのワイン樽で熟成させた原酒をヴァッティングして、やはりこれもアルコール度数50%でボトリングされるそうです。
そして免税店限定の「MC:01 2009」、こちらは2009年に蒸留された原酒をマルサラワイン樽だけで熟成させ、アルコール度数56.3%となっていますからおそらくカスクストレングスでボトリングされたものだと思われます。
で最後、「MRC:01 2010」ですが、これは2010年に蒸溜された原酒をフランス・ボルドーのワイン樽で熟成させ、アルコール度数59.2%なので間違いなくカスクストレングスでボトリングされたもののようです。
という訳で中身もボトルもすっかりリニューアルされる「ポートチャーロット」、どれもこれも気になって早く飲んでみたいと思うあるじなのでした。
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