あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 2017スコッチモルトウイスキー売上げベスト10

barvirgo2018-09-26

というのが発表されました。
金額ではなく販売量で昨年どれだけ売れたのか?って数字のベスト10なんですが、1位から3位はここ数年殆ど変わっておらず、4位以下が結構変動しているそうです。
で、このベスト10を見ると日本での人気とはかなり異なっており、こんなスコッチモルトウイスキーがそんなに売れているの! なんて発見もあるので、ここでその順位と販売量を簡単に紹介いたします。
第1位:グレンフィディック−122万ケース(1ケース9L換算・以下同)
第2位:ザ・グレンリヴェット−107万ケース
第3位:マッカラン−90万7千ケース
第4位:シングルトン−51万8千ケース(※シングルトンブランド3種類合わせて)
第5位:グレンモーレンジィ−50万8千ケース
第6位:バルヴェニー−33万5千ケース
第7位:モンキーショルダー−31万1千ケース(※ブレンデッドモルト)
第8位:ラフロイグ−30万6千ケース
第9位:アベラワー−29万7千ケース
第10位:グレングラント−29万6,500ケース
という販売量だったそうです。
まあ第4位の「シングルトン」はグレンオード、ダフタウン、グレンダラン合わせての数字なのでちょっと微妙な感じはしますが、個別の数字が分からないし「シングルトン」ブランドで販売している以上仕方ないんでしょうね。
そして第7位に入ったのがシングルモルトではなくブレンデッドモルトの「モンキーショルダー」というのは逆に面白く、その1つ上の順位に「バルヴェニー」が入っている事を考えると「グレンフィディック」含めウィリアム・グラント&サンズのモルトウイスキーが如何に世界中で飲まれているのか考えると本当に凄いなと思います。
なにしろウィリアム・グラント&サンズは他にも「キニンヴィ」や「アイルサベイ」といったシングルモルトウイスキーもリリースしていますからね。
それ以外だと個人的には好きな「アベラワー」の9位や、そして10位に入った「グレングラント」あたりはもちろんスコッチウイスキーが好きな方ならご存知だと思いますが、日本ではまだまだ認知度の低いウイスキーだと思われるのに、日本で人気が高いアイラ島モルトウイスキーより売れているのも面白い点だと感じました。
という訳で世界中でよく飲まれている各スコッチモルトウイスキー、どんな味わいなのか皆さんも試してみては如何?
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