あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

アバディーンからの弾丸ツアー   〜11〜

barvirgo2018-12-26

11月23日(金)、トマーティン蒸溜所の見学とショッピングを堪能した後はダルウィニー蒸溜所に向かいました。
スコットランドのほぼ中央を走る国道A9を一気に南下です。
この時は多少の工事区間はあったのですが、一般道はもちろん国道だとさすが制限速度が60マイル(約96キロ) !!
とても走りやすいです。
そしてダルウィニーの街に入っていったん休憩、それからアポイントを入れていた時間より早かったのですがダルウィニー蒸溜所に午後3時前到着。
で、見学は午後3時半からの約束だったのですが少し早めに始めてもらえました。
まあもともとこちらのリクエストも午後2時半で、蒸溜所が混んでいるからと午後3時半に変更になったのですが、本当に沢山の見学に訪れていらっしゃる方がいてビックリしました。
エジンバラグラスゴー、そしてインヴァネスからもアクセスしやすい立地のせいかもしれませんが、日本での知名度を考えると本当にビックリです。
そして見学

ダルウィニー蒸溜所はディアジオ傘下の蒸溜所で、ディアジオ系の蒸溜所は写真を撮れないということで有名だったのですが、ここは撮影ポイントを設けているとはいえスティルハウス(蒸溜棟)内やウェアハウス(貯蔵庫)内の撮影も出来る蒸溜所でした。
なのでポットスティルをカシャ!
そしてその外にある冷却装置はダルウィニーの代名詞ともいえるワームタブ、コンデンサーに替えた事もあるそうですが味わいも変わってしまうという事で結局ワームタブに戻されています。

またこのダルウィニー蒸溜所がある場所はBEN ALDER ESTATEという貴族の所有地内にあるらしく、左の写真が蒸溜所内に掲示してあるのですが、1年間土地を借りるのに12ケース分のウイスキーで払っているらしく、それを見学者に知ってもらうために貼ってあるファックスのコピーだそうです。
ダルウィニー12ケースで1年、なんだかとっても安い賃料です。っていうか年貢ですね!
それとダルウィニーの売りは年間平均気温の低さ、スコットランドの中では年間平均気温が最も低いそうです。
なので、雪が降るのも珍しいスコットランドにも拘らず、昨冬ダルウィニーには腰の高さまで雪が積もったそうです。

などなどダルウィニー蒸溜所の特徴などを伺って、そしてウェアハウスも見させて頂き見学は終了。
最後にテイスティングをさせて頂き、あるじはここでも小瓶に入れて持ち帰らせて頂き、ダルウィニー蒸溜所の見学も終え、2日間でハイランドの5蒸溜所を見学というミッションを終了することが出来たのでした。
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