あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 いざハイランドへ

スコットランド3日目、この日はハイランドとしては南のパースシャーにある蒸留所見学を予定してました。
その為、朝も早く起き(というか前の晩早く寝ていたので予定より早く起きてしまったんですがね)、2泊お世話になったホテルをチェックアウトし、レンタカーを借りる為にエジンバラ空港に向かいました。
そして予定通り9時にレンタカーを借り、最初の目的地であるクリーフ(Crieff)の街を目指しました。
で、あるじが運転手をし、秀さんにナビをしてもらい北へ向かったのですが、2人とも初めての道という事もあり、いきなり高速道路で道を間違えてしまいました。
もうこうなると日本もそうですが、中々折り返す為の出口が無いんですよね。
で、暫らく走り何とか戻る道を見つけ、また北へ向かいました。

因みに上の写真は、エジンバラからハイランドに向かう時渡るフォースブリッジの上で撮ったものです。
で、パースまでは高速道路なので、先の道で間違えて遅れた分を取り戻すべく快調に飛ばしていたのですが、クリーフ方面に曲がる所で、また道を間違えてしまったのえす。
これは、高速を出て左折しなければいけなかったところ、何と真っ直ぐ行っちゃたんですよね。
で、その瞬間あるじ考えました。
日本だったら決してそんなことしませんが、高速道路をバックしたのです。
日本に比べ、交通量が少なかった事と、すでに蒸留所に予約を入れた時間に遅れていたので、思い切ってバックしちゃいました。
まっ、多少「プップッ!!」と鳴らされちゃいましたが、高速を真っ直ぐ行って、次どこで折り返せるのか分からないし、後続の車には悪いと思いましたが、これ以上遅れるよりはと思っちゃったんですよね。
で、そんなこんなあり、30分遅れで最初の目的地「グレンタレット蒸留所」に到着したのです。
「グレンタレット蒸留所」は、「フェイマスグラウス・エクスペリエンス」というビジターセンターもあり、スコットランドで2番目に小さな蒸留所にしては見学施設や売店、レストランの充実した蒸留所なのです。

また、「タウザー」*1というギネスブックにも載っている猫が居た事で有名な蒸留所でもあるんです。

で、受付の女性に遅れたが予約している者だと言ったところ、遅れた事はさもありなん、といった感じで気にもせず、案内の女性を紹介してくれ、今度はその女性が蒸留所とビジターセンター等を案内してくれました。
そして、ホント小さな蒸留所でしたが、ビジターセンターも在り綺麗な所ですし、道さえ間違えなければ、エジンバラからも近いので、エジンバラに行かれる方は是非1度訪ねてみるといい蒸留所だとも思いました。
また、あるじはここで早くも2本ウイスキーを買ってしまったんですよね。
あと嬉しかったのは、案内してくれた女性が、「グレンタレット」のマザーウォーター(仕込み水)をくれたのです。
これは本当に嬉しかったですね。

こうして最初の蒸留所見学を終え、次の目的地である「アバフェルディ蒸留所」を目指し、また車を走らせました。
そして、何とまた道を間違えてしまったんですよね。
というのも、クリーフの街の中で左折しなければいけなかった様なのですが、案内板も無く、道を真っ直ぐ間違った方に走っていたのです。
が、そこはナビをしてくれている秀さんのお陰で間違いに気づき、アバフェルディ(Aberfeldy)に遅れることなく向かう事が出来たのです。
しかし、ハイランドの山の中は本当にすごい景色で、走っているだけで心が洗われ、感動してしまいました。




そして今度は予定通り「アバフェルディ蒸留所」に到着したのですが、予約してあり、見学OKと聞いていたにもかかわらず、蒸留所はお休みで、見学する事が出来なかったのです。
これにはちょっとガッカリしてしまいました。


で、因みにこの「アバフェルディ蒸留所」も、「デュワーズ・ワールドオブウイスキー」というビジターセンターを併設しているので、見学しやすい蒸留所の筈です。
って、自分達が予約していたにもかかわらず見学出来ず、こんな事書いたって信頼性には欠けるんですけどね。
で、仕方ないのであるじ達は少し予定よりは早くなってしまいましたが、次の予定地であるピトロッホリー(Pitlochry)に向かったのです。
ピトロッホリーには、「ブレアアソール蒸留所」と「エドラダワー蒸留所」が在り、この日は「ブレアアソール蒸留所」を見学し、そのままピトロッホリーの街に泊まる予定にしていたんですよね。
と、途中ですが今日はこの辺で、また続きは後日書きます。
ではでは、

*1:23年と11ヶ月の生涯に28,899匹のネズミを捕まえたディスティラーズキャット