あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 コンペティションも

やれば良いってもんじゃない様で・・・
International Whisky Competition 2011というコンペが、今月7日(木)から9日(土)にかけてシカゴで開催されました。
しかしこのコンペ、1本出品するのに500ドル掛かるのと、昨年は47本の出品に対して48の賞を与えていたせいか、今年は出品数も少なく今月1日時点で16本最終的にも18本しか出品されなかったようです。
なので出品した会社も少なく、18本のうち7本はUB groupのウイスキーだそうです。
また当初5つのカテゴリーを設けていたそうですが、出品数の少なさか結局3つのカテゴリーしか賞の発表はありませんでした。
また審査方法も微妙で、最近の傾向に則ったブラインドテイスティングの筈なのに審査員がスコアをつけるカードにはパッケージングとラベリングがあるのです。
まっ!このコンペ、サントリーも昨年は出品(Whisky of the YearのGoldを「山崎1984」が受賞)していましたが、流石に今年は出品してませんでしたね。
で、あるじもよく色んなコンペの結果を紹介したりしていますが、お酒選びの参考と思って紹介しているのに、こんなコンペが増えてしまうと結果の信頼性も無くなるので、コンペを主催する団体には、蒸留所やウイスキーメーカーまたウイスキーを愛する消費者の為になる、しっかりとしたコンペを開催してほしいと思います。
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