あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 カレドニアンスリーパー

さて、ロンドンの街もだいぶ暗くなった夜8時頃、あるじはユーストン駅に戻ったわけですが、どのホームからカレドニアンスリーパーが出るのか分からず、チケット売り場のインフォメーションで聞いたのですが、「8時半過ぎなきゃ分からないわよ!」的な、ちょっと怒った感じでインフォメーションのお姉さんに言われちゃいました。
そう!それで思い出したのですが、グラスゴーでマレイグ行きの列車に乗った時も列車がホームに入る直前まで、どのホームから出るのか分からなかったんですよね〜・・・
だから今回も似たようなもので、午後8時55分に発車する列車にも拘らず、午後8時半を回らないとどのホームから列車が出るか分からない為、インフォのお姉さんに聞いても駄目だったのです。
なので皆さんがもしカレドニアンスリーパーを使ってスコットランドへ行こうと思ったら、列車の出るホームはかなり発車時間直前にならないと分からないと覚えておいて下さい。
しかし、日本ではありえないですよね!
まっ!そんな事もありましたが無事カレドニアンスリーパーに乗車する事が出来ました。
因みにカレドニアンスリーパーは何故カレドニアンスリーパーというでしょう、実はあるじ調べた訳ではないのですが、カレドニアというのが、古代ローマ時代のスコットランド(正確にハイランド地方)の事を指しているので、ロンドンとカレドニアを結ぶ寝台列車(スリーパー)だからカレドニアンスリーパーというのだろうと思っています。

で、話を戻しますが、スコットランドの列車はかなり時間が正確です。
カレドニアンスリーパーもその例に漏れず、定刻どおり出発しました。
そして当然この時間だと真っ暗なので、あるじイングランドの景色はロンドン以外全く見ていません。
目が覚めて明るくなった頃は、既にスコットランド内を走っています。
それと、車内の写真を撮って紹介しようと思っていたのですが、写真がボケてしまってろくな物がないので、こちらのバーチャルツアーで車内の様子をご覧下さい。
少し綺麗過ぎるけど、ほぼ映像のとおりです。
そして、さすが夜行列車!ラウンジがあるのですが、ラウンジは朝までずっと営業しています。夜遅く目が覚めて1杯、なんて事も可能なのです。
あるじも結構遅い時間にウイスキーとビールを飲みましたしね!
そして夜が明ける頃、ピットロッホリーの街を過ぎ、ダルウィニーの駅を通過すると、ダルウィニー蒸留所が目の前に現れるのです。
これには結構感動しました。
 
また明るくなっていくスコットランドの風景にはとても感動を覚えたので、是非皆さんにも一度はカレドニアンスリーパーに乗って欲しいと思いました。

で、定刻どおりインヴァネスに到着です。
ついた瞬間はとても寒く感じましたが、天気が良かった事もあり、その後はさほど寒さは感じないですみました。
そしてここから今回の本当の旅がスタートしたのです。
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