あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

グレンゴイン、アラン、スプリングバンクそしてアイラ −7−

barvirgo2012-05-21

4月30日(月)、この日はまずスプリングバンク蒸留所の見学です。
通常スプリングバンク蒸留所の見学は午前10時か午後2時で、日曜日に見学したい場合は予約が必要となっています。
そしてスプリングバンク蒸留所だけを見学する場合は6.5ポンドで、グレンガイル蒸留所も合わせて見学する場合は10ポンド掛かります。
また予約すればランチプレートが付いた15ポンドのツアーや、グレンスコシア蒸留所へ行ったりする75ポンドの特別ツアーもあるそうです。
で今回あるじ達は特別に予約で9時半から見学させて頂いたのですが、時間の都合で見学したのはスプリングバンク蒸留所だけでした。
何しろこの日は午後1時のフェリーに乗ってアイラ島に行く予定になっていたので、フェリーに乗り遅れないよう午前11時半には街を出られるようお願いをしていましたからね!
とはいえ、蒸留所見学にはスプリングバンクプロダクションディレクター、フランク・マッカーディー氏がしてくれたので、とても嬉しかったです。
因みにスプリングバンク蒸留所の見学は直接蒸留所に行くのではなく、蒸留所近くにあるケーデンヘッズ・ウイスキーショップに先ず行きます。
ここでいうケーデンヘッズは、ご存知の方も多いと思いますが、インデペンデントボトラー(独立瓶詰業者)としても有名なウイリアム・ケーデンヘッズのことで、実はスプリングバンク系の会社なのです。
てな訳であるじ達も先ずはケーデンヘッズ・ウイスキーショップに行きました。
そしてマッカーディー氏を呼んで頂き、あるじとしては6年半越しの念願スプリングバンク蒸留所見学をさせて頂きました。
蒸留所見学は先ず最初にモルトバーンに案内してもらいフロアモルティングの説明を聞きます。


スプリングバンクでは  モルティングに5日掛け、それからキルン(乾燥塔)に送るそうです。    写真左:キルン下部のピートを焚く釜
写真右:外に積まれていたピート

そしていったん外に出てモルトの乾燥方法等聞いたのですが、ピートとガスを使用しているのですが、熱を循環させるなど効率のよい設備なんだそうです。
また蒸留所の構造上、時々製造工程順ではない説明が入りました。
てな訳で外に出た時スティルハウスの裏側にあった冷却装置が、初溜釜はコンデンサーで、写真では分かりづらいのですが後はワームタブ(蛇管式)だという説明がありました。
そして続く・・・
にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ
にほんブログ村