あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

グレンゴイン、アラン、スプリングバンクそしてアイラ −16−

barvirgo2012-06-05

5月1日(火)、ピートを掘り、ウォーターソースを見たあとはボウモアに戻り蒸留所見学です。
で、ボウモアといえばフロアモルティングを行なっている数少ない蒸留所の1つでもあるので、先ずはモルトバーンを見させて貰いました。

そしてフロアモルティングの説明を聞いた後ここは数名だけ広げたモルト(大麦麦芽)の芽が絡まないように梳く作業を体験させてもらいました。
そして次はキルン(乾燥塔)の中に入れてもらいました。
写真左は、発芽したモルトをキルン内の乾燥室に撒く機械です。そして下に降りピートを燃やす釜と、その脇に置いてあるピートの山。
ボウモアではこの釜の奥にガスで乾燥させる装置もあり、ピートで18時間、ガスで40時間掛けてモルトを乾燥させているそうです。
それからモルトミルを見せて頂き、そこでグリスト(粉砕麦芽)の説明、ボウモアはオーソドックスなハスク、グリッツ、フラワーが2:7:1だなんて話を伺いました。で、この後マッシュタン、ウォッシュバックも見せてもらったのですが、前回と違い写真は撮らせてもらえませんでした。
またポットスティルの写真は撮らせてくれたのですが、それもいったん外に出てから撮るようになっていました。
たぶん万が一火事になってはいけないからなのでしょうね。
このあたりは各蒸留所によって違うので、皆さんも写真は撮らせてもらえればラッキーぐらいに思って行った方が、蒸留所見学は良いと思います。
そして、スティルハウスを出た後はボウモア蒸留所見学・クラフトマンツアー最大の楽しみである貯蔵庫No.1 Vaultsに入ってのテイスティングです。
今回写真は撮れなかったのですが、ここではバリンチ(樽からウイスキーを汲み上げる道具)を使わせてもらって自分で樽から直接グラスに注がせていただきました。
これが結構簡単そうで難しく、良いんだか悪いんだか皆さんたくさんグラスに注いでしまったので、その後飲むのが大変でした。
何しろリアルカスクストレングスですからね!
で、ここではニューメークスピリッツも飲ませていただき、バーボン樽とシェリー樽と合わせ3種類飲みました。
と言っても、あるじはこの後運転があったので実は舐める程度にしていて、あるじのヨメが頑張って飲みすぎ、昼食の後ヨメはしばらく倒れてました・・・。(なんて事もあったりして)
それから貯蔵庫を出た後、蒸留所前のロッホインダールの海辺に出、皆で記念写真を撮るなどし、またその後ヴィジターセンターで昼食(サンドイッチ&スープ)をご馳走になり、ボウモア蒸留所見学を終えたのです。
 
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