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 キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所

barvirgo2012-06-25

へ、昨日約4年ぶりに行って来ました。
今回は沢山の方に参加頂き、蒸留所の見学及びブレンド体験をしてもらいました。
キリンがウイスキーを造っていることを知らない方も多い中、沢山の方に興味を持って頂き、参加頂いたのはとても嬉しかったです。
また今回キリンディスティラリーのチーフブレンダー、鬼頭氏がお見えになってくれて凄く丁寧に説明をして頂きました。
本当にありがとうございます。
左:キリンディスティラリーロゴマーク  中:ウイスキーの製造工程  右:ウイスキー1本分の原料
さて、今回見学したキリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所ですが、その名の通り御殿場にあります。
日本では、というか世界でも例を見ない複合蒸溜所で、モルトウイスキーはもちろんグレーンウイスキー、焼酎等も造っており、ボトリング施設も備えています。
そして今回通常の見学で見せて頂けない連続式蒸溜機なども見せて頂いたのですが、先週末まで連続蒸溜を行っていたらしく、連続式蒸溜機などの写真は取らせていただけなかったので、そのあたりの写真は残念ながら紹介出来ません。
左:ポットスティル(再溜釜)、スコットランドのストラスアイラ蒸留所のスティルを参考に日本で造られた物だそうです。初溜釜はランタンヘッド型で、写真のスティルとは形が違います。
上:焼酎用の蒸溜釜
で、蒸溜所見学ですが、先ずは短いビデオを見るところから始まります。
その後ガイドのお姉さん及び鬼頭氏に案内して頂き、蒸溜所内を見学します。
今回は特に連続式蒸溜についてキリンでは3つの蒸溜法(カラム式、ケトル&カラム式、ダブラー式があり、その特長についてなど説明して頂きました。
そして樽場(樽から原酒を払い出す場所)で、樽の話やキリンがなぜアルコール度数50%で熟成させるのかなどの説明をして頂きました。
以前はシェリー樽なども使っていたそうですが、現在は全てバーボン樽で熟成させているそうです。
また50%で熟成させるのは、原酒に含まれるリグニンの水溶性が高いらしく、60%で熟成させるより50%で熟成させる方がフルーティーになるからだそうです。
因みに樽場では1991年蒸溜のモルト原酒と、25年物のグレーン原酒を試飲させて頂きました。
その後、キリンで造っているウイスキー等の製品を見せてもらい、蒸溜所の環境対策、キリンが造るウイスキーのコンセプト(スコッチでもなくアメリカンでもなく、あくまでも日本らしいウイスキー)など説明をしてもらい、それから参加した皆さんにはブレンド体験をしてもらい、また「富士山麓樽熟50°」、「富士山麓シングルモルト18年」の試飲をし見学を終了しました。
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