引退されるクーパー

今月末に１人のcooper(クーパー)が引退されるそうです。
クーパーというのは樽職人の事で、樽造りや樽の修復、メンテナンスを行なう方のことです。
ウイスキー造りに樽は欠かせない重要な物なので、クーパーはとても大事な職人さんといえるでしょう。
そのクーパーにあって、スコットランドで最も長い経歴を持つAndrew Walker(アンドリュー・ウォーカー)氏が今月でお辞めになるそうです。
クーパー歴50年だそうです。
御歳64歳、65歳でお辞めになるのだからいわゆる定年退職なんでしょうね。
働いておられたのはエジンバラに在るノースブリティッシュ蒸溜所、聞いた事がないという方もいらっしゃると思いますが、グレーンウイスキーの蒸溜所です。
そこで50年間、樽の修理やメンテナンスをしておられたそうです。
ウイスキー業界ではあまり目立たない仕事だけれど、50年間もクーパーとして働いておられたという事に凄いなと思い、また彼の｢15歳でこの業界に入った時は近所だからここで働く事にしただけでクーパーの仕事が何か分からなかったけど、今自分が若かったら喜んでクーパーの仕事に飛びつくよ。｣と仰られたという記事を読むと、こうした方がいらっしゃるから自分達は美味しいウイスキーを飲む事が出来るんだなと思い、心より感謝し、残りの数日の仕事かもしれませんが楽しんで頂き、またその後も楽しい人生を送ってもらいたいと心より思いました。
なので少し早いですが、アンドリューさん長い間お疲れ様でした。
またたくさんのウイスキーを守ってくれてありがとうございました。
これからの人生のご多幸をお祈りしています。

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