あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

スペイそして西へ! (8)

barvirgo2015-10-16

9/23(水)、スペイサイドクーパレッジを見学した後はグレンロセス蒸溜所見学です。
たまたま昨日グレンロセスセミナーがあり、より蒸溜所を訪れた時の事を思い出してしまいました。
グレンロセス蒸溜所、スペイサイドのほぼ中央ロセスの街(村)にあります。
創業は1879年、当時マッカランのオーナーがマッカランと違うタイプのウイスキーを造る事を目的として誕生した蒸溜所だったそうです。
そしてグレンロセスシングルモルトウイスキーは、シングルモルトで飲まれるというよりも、その殆どがブレンデッドウイスキーの原酒として1994年まで利用されていたそうです。
そして1994年からシングルモルトウイスキーとしてもリリースされるようになったそうですが、現在でもその95%はブレンデッドウイスキーの原酒に回されているそうです。
そんな基本ブレンデッドウイスキーの原酒を造る為といったニュアンスの強い蒸溜所なので蒸溜所ツアー等は無く、通常見学出来ない蒸溜所ですが、今回は現在のブランドオーナーのBBRから声を掛けて頂き、見学をさせて頂く事が出来ました。
但しスティルハウス内は写真を禁止されたので、残念ながらポットスティルの写真はございません。悪しからず。
また通常見学出来ない蒸溜所とは書きましたが、グレンロセスはブランドオーナーこそBBRですが、蒸溜所自体のオーナーはエドリントンで、エドリントンがBBRからカティサークのブランドを取得した事もあってか、近い将来カティサークのキーモルトを造っている蒸溜所として見学出来る可能性が大です。
なにしろ左の写真の通り、カティサーク・ヴィジターセンターなんていうのが蒸溜所内にありましたからね。
ヴィジターセンターがあって見学出来ないという事は無いでしょうから、グレンロセス蒸溜所を見学されたい方は乞うご期待!ってところです。
(続く)

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