あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

スペイそして西へ! (16) 〜トマーティン蒸溜所 その3〜

barvirgo2015-11-02

9/24(木)、スティルハウスを見た後はフィリングストア、カスクストレージ、そして小さいながらもクーパレッジです。
トマーティンにもクーパー(樽職人)が居て、昨年までいらっしゃったベテランクーパーの後を継いだ若手クーパーが現在は樽の補修を行なっているそうです。


上の動画はあるじ達が訪れた時、漏れを防ぐ為の蒲の穂を鏡板とスティーブの間に詰めているところだったので撮らせていただいたもの。
そしてこのカスクストレージには届いたばかりだという樽が幾つも置いてあったのですが、バーボン樽やシェリー樽だけではなくビア樽など今までウイスキーの熟成にはあまり使われてこなかった樽などもあり、製造でもピートを焚いたタイプを仕込み始めたのと同様に、熟成でも色々と違ったタイプの原酒が造れるようトマーティンがシングルモルトに力を入れ始めていると言っていたのが本当なんだと実感できました。
なにしろ樽が変われば同じニューメイクを入れても間違いなく違う味わいのウイスキーになりますからね。
そしてウェアハウス(貯蔵庫)へ、今回はおそらく特別だったんだろうと思うのですが、ウェアハウス内でテイスティングをさせて頂きました。

但し、あるじはドライバーだったのでここでも飲みたいのをグッと我慢したのです。
で、この後今回一緒にスコットランドを訪れたバーテンダーH君がこの日誕生日だったのでサプライズをお願いしていたところ、頼んだあるじも驚くサプライズを用意してくれて、あるじは本当にトマーティンが好きになってしまいました。
また実際トマーティン、全部が全部美味しいとは言いませんが、中には本当にこれは美味しいと感じられるものがありますしね。

といった具合で大満足の蒸溜所見学を終えた後、ショップでのお買い物です。
トマーティンのショップにもグレンフィディック蒸溜所にあったのと同じ様に「Bottle Your Own」とあり、しかも5種類(ヴィンテージ樽、オロロソシェリー樽、ペドロヒメネスシェリー樽、バーボン樽、ヴァージンオーク)の樽種から好きなものを選んで自分でボトリングして買って帰れるウイスキーがあり、あるじはバーボン樽のトマーティンを選び買って帰りました。
なので現在蒸溜所であるじ自身がボトリングしたトマーティンは、Virgoにて提供しております。

この日トマーティン蒸溜所に来ていたフランスの方のクラシックカー、写真を撮れと言われたので撮りました。
他に数台有りましたが、こうした車でここまで来るのか!とビックリしたのを思い出しました。
といったところでトマーティン蒸溜所編終わり。

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