あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 「ヴァテッド」と

いう表現は、やはり無くなってしまうようです。
昨年エジンバラに本部を置くスコッチウイスキー協会が「ヴァテッド」という表記をやめて、モルト同士を混ぜることもモルトとグレーンを混ぜることも、「ブレンデッド」という表記を使うようにと通達を出したそうです。
そこで今までのモルトとグレーンを合わせる「ブレンデット」と、モルト同士を合わせる「ブレンデットモルト」の方が間違いやすいとウイスキー業界は反発していたらしいのですが、どうやら業界の方が折れてきて、最近の商品は「ブレンデットモルト」と表記されているようです。
なので、これからは「ヴァテッドモルト」という表記や表現が使われなくなってしまうらしいのです。
但し、あるじのように長くバーテンダーをしている者には、どうしても以前の「ヴァテッド」という言い方を変えられない人も居る様な気がします。
実際には表現方法より、お客様に中身をしっかり説明できれば問題ないとも思うんですけどね。
まぁウイスキー好きの皆さん、色んなBARで違う説明を受けるかもしれませんが、「ヴァテッド」と「ブレンデット」の表記問題はここ1・2年の事なのでご容赦を!
若しくはこの分かりにくい説明が理解できましたら、こんな事らしいよ、と行かれたBARで説明してあげて下さい。宜しくお願いします。