あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 「ジャックダニエル」

barvirgo2008-08-10

ご存知の方も多いと思いますが、アメリカのテネシー州リンチバーグで造られているテネシーウイスキーです。
バーボンウイスキーではないんですよ。
で、この「ジャックダニエル」、簡単に説明すると1866年に誕生したのですが、名前の由来は創業者ジャスパー・ニュートン・ダニエルの名前から来ています。
ジャスパーの愛称がジャックだったらしく、それで「ジャックダニエル」となったようです。
このジャスパー氏、育ての親(ダン・コール氏)が牧師で蒸留業と2つの仕事をしており、7歳の時から蒸留業を手伝っていたのですが、ダン氏が牧師に専念する事になり、1863年に13歳で蒸留所オーナーになったそうです。
そして、サトウカエデの木炭で濾過するチャコール・メローイング製法を完成させ、1866年にアメリカ政府に登録した最初の蒸留所として「ジャックダニエル」が誕生したそうです。
まっ!そんな「ジャックダニエル」の40年以上前のオールドボトルを、先日お客様から頂いたのです。
右上の写真の左が40年以上前の「ジャック」で、右が現在の「ジャック」です。
1968年にホノルルで買ってこられたものだそうです。
で、早速飲んでみたのですが、40年以上経っているわりには香りもしっかり   残っていて、味は現在の物よりちょっと甘い感じです。
また今ある「ジャック」がアルコール度数40%なのに対し、オールドボトルの方は45%で、口当たりで多少ピリピリするところがあります。
ただ、かなり希少な物なので、興味のある方は「あるじの店」に来た際に是非  飲んでみてください。