あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 レディバンク蒸留所は

稼動するのだろうか・・・?
スコットランドの首都エジンバラの近郊、ファイフ地方に新しく出来る筈というか、当初の予定なら既に生産を開始している筈のレディバンク蒸留所に査察が入っているそうです。
というのも、この蒸留所は世界中から会員を募り、その会費を元手にウイスキーを造り、会員にはウイスキーが出来たら向こう50年(本人が亡くなっても子供や孫の代まで)毎年6本が届けられるという会員制の蒸留所で、既に会員を募集してから8年近く経ってるらしく、集めた会員も数百人いて、会費も数千ポンド集めた ようなのです。
が、どうも未だ稼動してないらしく、警察にも問い合わせや苦情が来ているそうなのです。
まぁ〜確かに会費を払った人してみれば、ウイスキーが造られているのか気になるし、もしウイスキーは造られないは会費は戻らないでは、泣くに泣けないでしょうからね。
で、思うのは、蒸留所を造る、ウイスキーを造るというのは、お金があれば出来るというものではなく、きっとウイスキー造りの技術や知識も相当無いと出来ないんだろうなぁ〜という事です。
よくウイスキー造りの現場を見たことも無いのに、「昔のウイスキーは良かった。 今は味が落ちた。」なんて事を言うバーテンダーがいますが、そういう人には是非蒸留所に行って、ウイスキー造りの大変さを見て、知って、感じて貰いたいと思います。
で、ウイスキーは簡単には造れないという事を知って貰いたいですね。