あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 マルスウイスキー@はとバス −1−

長野県の駒ヶ根に、マルスウイスキー信州ファクトリーという国産ウイスキーを製造する蒸留所があります。
マルスウイスキーなんて知らないという方もいらっしゃると思うので簡単に説明すると、鹿児島県にある本坊酒造という明治5年(1872年)創業の焼酎メーカーが、昭和24年(1949年)にまずウイスキー製造免許を取得して鹿児島でウイスキー造りを始め、昭和35年には山梨県でもウイスキーの生産を始め、その後昭和59年まで鹿児島と山梨でウイスキーを造っていたそうですが、昭和60年に現在の長野県宮田村に新しい蒸留所を造り、山梨県の工場の設備を一部移転させ、生産をこの地に移し造られているウイスキーなのです。
しかし、ウイスキーの需要がどんどん減ってしまったため1992年を最後に、このマルスウイスキー信州ファクトリーは一昨年まで休止をしていたのです。
ですが、昨年2月に19年ぶりに蒸留を再開させ、またモルトウイスキーの生産を始めるようになってくれました。
但し、昨年もそうですが、まだいきなりフル稼働で生産するという訳ではなく、2月3月の2ヶ月程度の生産なんだそうです。
という訳で、この生産(蒸留)している時期に見学に行かない手はないと思い行くことにしたのですが、なにぶん蒸留所の場所が場所なので、電車で行くにも車で行くにもちょっと大変だと思い、そして見つけたのがはとバスの「南信州アルプスイチゴ狩りと女性に優しい食べ歩き」というツアーでした。
このツアーだと、朝は少し早いしメインはイチゴ狩りなのですが、コースの途中でマルスウイスキーに寄ってくれるのです。
それに昼食も付いていますし、またあるじも初めてだったのですが、イチゴ狩りも結構楽しいものでした。
左:マルスウイスキーの貯蔵庫     中:昼食     右:イチゴ
それで費用が平日なら6,980円、週末でも7,980円なので、ウイスキー好きの方はもちろん、そうじゃない方にもお勧めのバスツアーって感じです。
そして短い時間ではあったのですが、マルスでは案内をして頂き、お話もお伺い出来たので、その内容などはまた明日書きたいと思います。
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