あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 アデルフィ蒸留所

が来年末には稼動するそうです。
アデルフィと聞くと、ウイスキー好きの方ならインデペンデントボトラー(独立瓶詰業者)にそんな会社あったなと気づいた方もいらっしゃると思いますが、実は1826年から1906年までグラスゴーで操業していたのです。
そしてボトラーとしてのアデルフィは、その蒸留所創業時の曾孫さんが1993年に立ち上げた会社なのです。
まっ、現在のアデルフィは経営が変わってしまったそうなのですが、それでも蒸留所の復活を考えていたらしく、やっと政府から認可が下りたそうです。
で、蒸留所が出来る場所はグラスゴーではなく、Ardnamurchan(ごめんなさい読めません)というスコットランドの西海岸に出来るそうです。
スコットランドのメインランドでは最も西に位置する蒸留所になるそうです。
そしてフロアモルティングもして、地元産のピートで乾燥も行なう予定だそうです。
但しピートの焚き加減など調整するのでしょう、20ppmのフェノール値の物と、 ライトピートの物、またノンピートの物と3タイプのモルトを予定しているそうです。
そして熟成のメインはバーボン樽で、シェリー樽も若干は使用するそうです。
で、熟成加減にもよるそうですが、一応5年から8年熟成の物を当初はメインに リリースする(したい)そうです。
まっ、概要としてはだいたいこんな感じで、またスコットランドでは新しい蒸留所がオープンするのかと思うと、楽しみでもありますし、羨ましくもあります。
日本にももっとウイスキーの蒸留所が出来ると良いのに、なんて思っちゃったりもしますからね!
まっ、その為にはあるじももっともっと皆さんにウイスキーの良さを伝えていかなきゃいけないんでしょうけどね。
そして日本でももっとたくさんの方がウイスキーを飲むようになれば、きっと日本人による日本人の為の日本らしいウイスキーを造ろうという方が増えてくるのかもしれませんね。
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