あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Overeem Single Malt Whisky(オーフレイム・シングルモルトウイスキー)

barvirgo2013-08-12

というウイスキーがあることを実は最近知りました。
これはオーストラリアのタスマニアで造られているシングルモルトウイスキーだそうで、Old Hobart Distillery(オールドホバート蒸溜所)という蒸溜所が生産しています。
このオールドホバート蒸溜所は、Casey Overeem(ケーシー・オーフレイム)氏が立ち上げた蒸溜所で、2005年に蒸溜免許を取り、2007年から本格的な操業を始めているそうです。
そして家族経営の小さな蒸溜所で、操業当初で年産5,000樽、現在でも年産8,000樽だそうです。
但し、このオーストラリアのウイスキーが面白そうだから紹介しようと思う切っ掛けにもなったのですが、ここの蒸溜所の樽のサイズは全て100Lなんだそうです。
しかも面白いことに現在リリースされているウイスキーの樽種はポートワインとシェリーで、それぞれ材はアメリカンオークでもなければスパニッシュオークでもなく、フレンチオークで出来たポートワイン樽にシェリー樽だったものを使っているそうです。
そして樽をカットして組みなおして小さい100Lの樽にしているのだそうです。
なので年産8,000樽といっても、生産量は決して多くないんですよね。
で、現在はポートワイン樽熟成2種(アルコール度数43%と60%)とシェリー樽熟成2種(43%&60%)を全てシングルカスクでリリースしていて、それぞれオーナーのケーシー・オーフレイム氏が納得のいった5年以上熟成させた原酒の中から選んでボトリングしているそうです。
まっ、だいたいこんな感じのウイスキーなんだそうですが皆さん如何です、気になったり飲みたくなったりしません?あるじは気になるし凄く飲んでみたいんですよね〜・・・
しかし、残念ながら日本ではまだまだメジャーどころのウイスキーじゃないと入ってきません。
ここ数年世界中でウイスキーが造られるようになり、そのレベルも高く、また今までに無い個性溢れるウイスキーが造られるようになってきているというのに、そうしたウイスキーがなかなか飲めない、なんていうのは寂しい話だと思うので、あんなウイスキーが飲みたい、こんなウイスキーが飲みたいと皆で声を上げて、大きな代理店というよりは、コアな部分を狙っている小さな代理店を動かし、世界中で造られている珍しくて美味しいウイスキーを日本に入れてもらえるようにしたいなとあるじは思っています。
だって色んなウイスキーは飲みたいけれど、さすがに世界中あちこちはウイスキー飲みに周れないですもんね・・・
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