あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Canadian Whisky Awards 2015 (カナディアンウイスキー・アワード 2015)

barvirgo2016-01-16

が発表されました。
今回が6回目となるカナディアンウイスキー・アワード、カナディアンウイスキーのクオリティを高めたり生産者の励みにしてもらおうと出来た賞だそうですが、その結果がカナダ、ビクトリア州で1/14日(木)に開催されたビクトリア・ウイスキー・フェスティバルにおいて発表されたのです。
そして10名の審査員によりブラインドテイスティングの結果選ばれたというカナディアンウイスキーのナンバーワンは、「Lot No. 40(ロット No.40)」という未発芽ライ麦と発芽ライ麦(15%)を主原料に造られたスモールバッチのカナディアンライウイスキーでした。
この「ロット No.40」は一昨年もアワードに輝いているので、とても良く出来たカナディアンウイスキーなんだろうなと思われるのですが、日本ではほとんど見ることが出来ません。
この3年間で2回もカナディアンウイスキーの中で一番に選ばれたウイスキーが、日本に殆ど入ってくることがないなんて、ちょっと残念ですよね。
またカナディアンウイスキーにはこの「ロット No.40」以外にも素晴らしいウイスキーが沢山あり、今回のカナディアンウイスキー・アワードでも色んなカナディアンウイスキーが色々と賞を受賞しているのですが、それらのウイスキーのほとんどが日本では販売されていないのです。
なので毎回カナディアンウイスキー・アワードの結果を「小言」で紹介する度に思うのですが、日本の代理店はどうしてもっとカナダのウイスキーを扱わないのだろう?って思うんですよね。
今は昨年春まで放送された「マッサン」の影響もあり、日本でもちょっとしたウイスキーブームです。
日本のウイスキーは品薄になり価格も高騰しています。
またスコッチウイスキーも世界的なウイスキーブームで日本のウイスキー同様だんだんと価格が高騰してきています。
それにバーボンウイスキーだって人気が高まってきていますから、何時価格が上がってもおかしくありません。
なので売り手も飲み手もバランスよく日本のウイスキーやスコッチウイスキーに手を出すだけでなく、カナディアンウイスキーアイリッシュウイスキーにも手を出し、皆さんが色んなウイスキーを楽しむようになると良いのではないかと思うのです。
その方がウイスキーの価格高騰も押さえられるような気がするのですが、そう思うのはあるじだけなんでしょうかね・・・
なんて事を思いつつ、今回のカナディアンウイスキー・アワードの全結果がご覧頂けるページここに貼っておきますので、宜しければご覧下さい。

にほんブログ村