あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 店は暇

あるじの店は相変わらず暇で、金曜日といえども、ちっともお客様がお見えにならず、昨夜も3組5名様でした。
まあ、それは置いといて、今日もBARについてちょっと書いてみたいと思います。昨日は置いてあるお酒で、良い店か悪い店か分かるという事を書きましたが、今日は氷(こおり)について書いてみます。
氷はBARで絶対に欠かせない大事なもので、この質に寄ってお酒の味も大きく変わってきます。
まず氷は大きく分けて2種類に分けられます。
1つはかちわり氷と呼ばれる氷で、もう1つは製氷機で作られる氷です。
そして、製氷機で作られる氷は以前に比べれば、だいぶ良くなってはいますが、やはりどうしても柔らかく、溶けやすいです。
なので、この氷だとお酒がどうしても早く水っぽくなってしまいます。
あとかちわり氷ですが、これも店によって扱われ方が違うので、ここで店の良し悪しが出るかもしれません。
但し製氷機よりは良いと思います。
話しを戻しますが、同じかちわり氷でも、冷凍庫に入れて置いてあるのと、外に出してあるのとでは、当然硬さに差が出てきますし、氷の割り方でも、小さすぎたり、角が多くてがたがたな物は早く溶けてしまいます。
こんな風に氷1つとっても、店によっていろんな違いがあるので、BARで飲むときは是非カウンターに座って、どんな氷を使っているのか観察してみてください。
また今回は氷の質の良し悪しであって、店の良し悪しというのは、価格設定で、高い店なのに製氷機の氷を使っていれば良い店とはいえないし、安い店でも、製氷機の氷は仕方ないでしょうが、そこでかちわり氷を使ってくれたら良い店といえるので、それぞれの店のコストパフォーマンスで決まると思います。
まあ、良い店は氷にもこだわっていると思います。細かく言うとまだまだあるのですが、ここではこれくらいにしておきます。
最後まで読んでいただき感謝いたします。では、