知らなくて

当たり前、というか知っていたらプロになれますって！
時々というかよく、お客様がご注文で悩まれて、｢俺、お酒知らないんだよね。｣とか、｢私、カクテル分からないの！｣と仰られます。
確かにお客様の中にはお酒の事に詳しいお客様もいますが、殆ど分からないというお客様の方が圧倒的に多いのです。
で、先にも書きましたが本当に詳しくて何でも知っていますという方がいたら、それはもうプロのようなもんですよ。
そうではなくあるじ達バーテンダーというのは、ただメニューにあるもののオーダーを受け提供するというだけでなく、どんなお酒を飲んだらいいか分からないお客様が、こんなもの・あんなものを飲んでみたいと言ったりする漠然とした希望を形にして、お客様が美味しいと思える飲み物を選んだり、作ったりするのが仕事なのです。
だからＢＡＲというのは、どんなにお酒の知らない方にでも、これ美味しいと思えるお酒を飲ませてくれるところなんですよ。
但し、多少例外はあると思いますけどね。
因みに｢あるじの店｣でも、日本酒・焼酎・ワイン等は、置いていないので、それらの希望には応えられませんしね。
で話を戻しますと、お酒を知らないからＢＡＲには行かないという方がいたら、そうではなくお酒が分からないからこそ、ＢＡＲに行って希望(好み)を伝え、自分に合ったお酒を出して貰って下さい。
そうする事によって、自分に合ったお酒(カクテルを含む)を見つけることも出来るし、また色んな美味しいと思えるお酒を楽しむことが出来るようになるんです。
ですから皆さん、ＢＡＲに行ったら知っているお酒の名前だけでオーダーするのではなく、是非自分の好み等をバーテンダーに伝えてみて下さい。
きっと新たな発見と美味しいお酒に出会えます。