あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 痛風に

ウイスキーを飲むとなりにくいそうです。
サントリーさんと、静岡県立大学聖マリアンナ医科大学との共同研究によると、ウイスキー中に痛風高尿酸血症予防作用を持つ可能性のある成分が存在する可能性があることを明らかにしたそうです。
それは、健康な男性ボランティア13名を対象に実験した結果をもって発表されたのですが、ビール、焼酎、ウイスキーをアルコール濃度4.5%で1リットルずつ摂取させ、血清尿酸値、血糖値、インスリン値の変化をみたそうです。
で、ビール飲用時には血清尿酸値13.6%、血糖値26.7%、インスリン値は5.1倍に上昇したものの、蒸溜酒である焼酎、ウイスキーの飲用時にはこれらの指標に変動は無く、蒸溜酒は尿酸や糖代謝への影響が少ないことが分かったそうです。
また、ボランティアの方に痛風高尿酸血症)の原因となるプリン体高含有食品(オイルサーディン)を摂取させながら蒸溜酒であるウイスキーあるいは焼酎を飲用させ、血清尿酸値の変化をみたところ、焼酎飲用時と比べてウイスキー飲用時の方が血清尿酸値が低く抑えられることが分かったそうです。
且つ、焼酎あるいはウイスキー飲用後1時間までの尿中への尿酸排出量を比較すると、ウイスキー飲用時の方が約27%も排出量が多いことも分かったそうです。
要するにビールなどの醸造酒より、焼酎・ウイスキー等の蒸留酒の方が痛風になりにくく、且つ焼酎よりもウイスキーの方がもっと良いという事でしょうかね。
という事で、皆さんウイスキーを飲みましょう!!
但し、飲み過ぎは他の部分に悪影響を及ぼす恐れがあるのでやめましょうね。