あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 最後の夜

barvirgo2007-02-13

さて、スターリングを離れエジンバラに戻ったのですが、旅は道連れとはよく言ったもんで、前回どこから車を返していいのかちっとも分からず、今回も大丈夫か?不安だったのですが、秀さんが居てくれたお陰で迷う事無くスムーズに返却する事が出来ました。
ホント秀さんには感謝!でしたね。
そしてエジンバラ空港に返却したので、空港からまたバスでエジンバラの街に戻ったのですが、この時のバスの運転手は、最初エジンバラに着いた時の運転手と違い、バス停が近づいても何のアナウンスをしてくれなかったのです。
なので、もし最初の日がこの運転手だったら、あるじ達は間違いなく「ウエストエンド」じゃなく終点の「ウェイバリー」まで行っていたでしょうね。
全く運転手によってこんなに違いがあるなんて、日本じゃありえないですよね。
ただ、初日に「ウエストエンド」のバス停で降りて覚えていたので、バス停が近づいた時に降車ボタンを押し、無事バスを降り今回エジンバラの定宿(っていうほど泊まっていませんが)の「クラレンドンホテル」にチェックインしたのです。
そして、みんな疲れていたので少しホテルで休憩し、午後7時にロビーで待ち合わせ、夜のエジンバラニュータウンに繰り出したのです。


で、ニュータウンの表通りではなく、裏通りを歩いたのですが、この日はちょうどFAカップリバプールアーセナル戦の生放送をしていて、どこのパブも結構混んでいて、しかも店によっては入り口に凄くがたいのいい男性が立っていました。
きっと変なお客が入ってこないように警備をしているんでしょうね。
そして、少し歩いてから雰囲気の良さそうな店にと思い、「Dirty Dicks」というパブに入り夕食をとりました。



写真だと分かりにくいかもしれませんが、この店も一皿が結構ボリュームのあるものばかりでしたね。
で、実は写真では撮れなかったのですが、あるじ達の近くで食事をされている女性の親子連れがいて、ハンバーガーを召し上がっていたのですが、これが凄くでかいんですよ。
メガマックなんて目じゃない!!って大きさでした。
にも拘らず、1人一皿注文していて、しかも凄い勢いで食べているんですよね。
母親の方なんてもうかなりの年配で、そんなに食べたら身体に悪いだろうって、他人事ながら心配になっちゃいましたね。
しかも食べ方がまた凄くて、あるじ暫らく見入っちゃいました。
因みにまずフライドポテトを全制覇、そしておもむろにハンバーガーにフォークを刺し、ナイフで切り、上手にハンバーガーを回してまたナイフで切ってからフォークを口に運ぶのですが、まず1回見たぐらいじゃ自分には真似出来ないって言うか、あまりの慣れた手つきに感動すら覚えました。
で、あるじはずっと見ていたのですが、自分達の食事が終わっていた事もあり、他の3人に促され、もう少し見ていたかったのですが、後ろ髪を引かれながら「Dirty Dicks」を出たのです。
そして、当然飲み足りないのでもう1軒と思って行ったのが、2日目の夜「セルティック1号」に出会った「MOTHERS BAR」なんですよね。
ちょっと怖いもの見たさと、今日は大丈夫だろう!という気持ちで、一応秀さんが店内に「セルティック1号」が居ないのを確認してから入ったのです。

が、確かに「セルティック1号」は居なかったのですが、な・な・何と!!「セルティック2号」が登場しちゃうんですよね。
これまた大変で、自分は途中で上手く抜け出したのですが、ヨメとか秀さん、Y先生は暫らく捕まっていました。
因みにこの時、ヨメ達は中村(セルティック)の応援歌を教わったそうです。
そして、暫らく「セルティック2号」にからまれていると、店のマネージャーらしき男性が注意してくれ、そしてついには「セルティック2号」を追い返してくれたのです。
この時はそのマネージャーがカッコよく見えましたね。って、出来れば2日目にも居てくれればなんて思ったりもしましたけどね。
で、「セルティック2号」は悪態をついて出て行ったのですが、それと入れ替わる様に「セルティック1号」が店に入って来て自分達を見つけ、「一昨日は急に居なくなってゴメン!」みたいなことを言って抱きついてきました。
そして、自分としてはまだ飲み足りなかったのですが、Y先生が疲れ果てているようでもあり、ここでまた「セルティック1号」に捕まったりしては大変だという思いもあり、ここが潮時とホテルに戻りました。
で、当然あるじとしては飲み足りない事もあり、ホテル内のバーには入っていなかったので、ヨメと2人ホテル内のバーに寄って、1杯ずつ飲んでから部屋に戻りました。
しかしそれでもまだ飲み足りなかったので、部屋でどうしようと悩んでいたのですが、あるじ何時の間にか寝てしまい、今回の旅の最後の夜が終わってしまったのです。