あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

  「アイラリベンジ」 〜再びのアイラ〜

barvirgo2008-01-05

―4日目―(4)
「キルホーマン蒸留所」
この蒸留所はまだ新しく、  2005年12月に最初の蒸留を行ったばかりなので、この  蒸留所産のウイスキーはまだ世には出ていないのです。
なので、日本の代理店が決まっている訳もなく、個別のツアーを頼む事も出来なかったので、唯一アポイント無しで、蒸留所が通常行なっている見学ツアーに  参加したところでもあるのです。
という訳で、旅の4日目「ラガヴリン蒸留所」を見学した後、「キルホーマン蒸留所」の見学ツアーが始まる午後3時まで、暫らく時間もあったので、ボウモアの街に戻りスーパーでサンドイッチなどを買い、コテージで昼食取る事にしました。
で、今あるじがとても後悔しているのが、この時に「アイラオイスターファーム」に 行って牡蠣を買わなかった事なのです。
と言うのも、この時は午後3時まで時間もあったし、今思い起こしても「アイラオイスターファーム」の牡蠣はとても美味しかったし、特にこの日はファームのご主人が前日に「明日は小さくて美味しいのが沢山あるよ!」みたいに仰っていたので、何で皆に牡蠣を買いに行こうと言わなかったのか残念でならないんですよね。  まぁ、今更言っても仕方ないんですけどね。
なので、次は何時行けるか分かりませんが、次にアイラ島に行った時には必ず「アイラオイスターファーム」に行って、たくさん牡蠣を買おうと思っています。
  お客様が撮ってくれた「アイラオイスターファーム」の写真
え〜っと!話が逸れてしまいましたが話を戻すと、コテージで昼食を済ませ、午後3時に間に合うように「キルホーマン蒸留所」に向かいました。
この蒸留所の向かう途中「ロッホ・ゴルム」というアイラ島最大の湖の脇を通るのですが、あるじ運転するのに集中しすぎて、ここでも写真を撮るのを忘れてしまったんですよね。
なので、これから行かれる方は、この辺の景色もとても素敵なので、是非写真を撮って下さい。
そして、無事「キルホーマン蒸留所」に到着し中に入っていくと、他の見学者は  1人も居らず、結局自分達5人だけのツアーになりました。
これは自分達にとってはラッキーだったんですが、ツアーのガイドをしてくれた  お兄さんは逆に、ちょっと見知らぬアジアン5人に不安そうにしていましたね。
但し、これも自分達が酒好きの飲ん兵と分かるとだいぶやさしくというか親切に してくれましたね。


良いのかなぁ?驚いた事にスピリットセーフが開けっ放し!!

この「キルホーマン蒸留所」はとても小さく、昨年お正月に行った「エドラダワー 蒸留所*1」とポットスティルなどは大きさが殆ど変わらないと思いました。
それとウェアハウスで、樽から汲んだニュースピリッツを飲ませて頂いたのですが、アイラらしいピーティーさがあり、将来ウイスキーになった時が楽しみなお酒でした。
そして、ここでも最後にマザーウォーター(仕込み水)を頂く事が出来、また「カフェでお茶でも飲んでいったら!」と声をかけても頂いたのですが、この日はもう1つ午後4時から「ブルイックラディ蒸留所」に行かなければならなかったので、見学をした後は早々に引き上げましたが、アイラ島で唯一海沿いに無い蒸留所だし、 小じんまりとしていてほのぼのした雰囲気もあり、また訪れたい蒸留所だと思いました。
なので、これからアイラ島に行かれる方は、是非訪れてあげて下さい。

*1:市場に流通しているウイスキーを造る蒸留所ではスコットランド一小さな蒸留所