あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 Bruichladdich 10 year old  THE LADDIE TEN (ブルイックラディ10年 ザ・ラディ・テン)

barvirgo2012-02-10

昨日Whisky Advocate AwardのIslay Single Malt of the Yearに、ブルイックラディ10年 ザ・ラディ・テンが選ばれました。
これは、あるじの一番好きな蒸留所がリリースしたウイスキーなので、ちょっと紹介させて頂きます。
まずシングルモルトのスコッチウイスキーは、その個性(特徴)から最近では6つの地域に大別されています。
ハイランド、ローランド、スペイサイド、キャンベルタウン、アイランズ、そしてアイラです。
中でもアイラは、小さい島ながら特長あるウイスキーを造る島としてウイスキーの聖地とも呼ばれ、アイラモルトという1つの地位を得ています。
そしてそのアイラ島には現在8つの蒸留所があります。
ボウモアラフロイグ、ラガヴリン、アードベッグ、カリラ、ブナハーブン、キルホーマン、そしてブルイックラディです。
多分ウイスキーを飲まれたことのある方なら、スコッチ好きモルト好きじゃなくても1つぐらい聞いたことのあるウイスキーの名前があるんじゃないかと思います。
で、どこも良いウイスキーを造るのですが、その中でもアイラ島という島にこだわり、昔ながらの造りを守りつつ、また革新的なウイスキー造りを行なっているのがブルイックラディなのです。
なので、ウイスキーの味ももちろん好きなのですが、その気持ちがあるじ好きなんですよね〜・・・
しかも蒸留所閉鎖の危機を乗り越え、2001年操業を再開し、その10年目を迎えてやっと世に出る事が出来た蒸留所のフラッグシップとなるブルイックラディ10年ザ・ラディ・テンが選ばれたのは、あるじとしてもとても嬉しく、そして是非皆さんにも飲んで頂きたいウイスキーなのです。
因みに日本では来月から発売されるのですが、「あるじの店(BAR Virgo)」では今も提供していますので、「小言」を読んで気になった方は、一足早く飲みに来て下さい。
またアイラモルトは一般的にピート(泥炭)によるヨード臭やスモーキー感があるのですが、ラディ・テンはピート乾燥したモルトを使っていないので、他のアイラモルトより飲みやすいです。
にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ
にほんブログ村