あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

International Spirits Challenge(ISC) 2009

barvirgo2009-08-13

ウイスキー部門の結果が発表されました。
ISCというのは、イギリスの国際的な蒸溜酒(スピリッツ)の品評会で、毎年酒類専門出版社の「クエスト・マガジンズ・アンド・イベント」主催で開催されているそうです。
そして、ウイスキー部門の他にブランデー部門やウオツカ部門、ジン&ジュネヴァ部門等があり、審査はブラインド・テイスティングによって行われるのだそうです。
で、ウイスキー部門の結果ですが、エントリー数が264で、数え間違えていなければですが金賞が42あります。
まっ!色んなカテゴリーがあって年数も12年以下、13年から20年、21年以上等に分かれていたりするので、金賞が多いのもある程度仕方ないんでしょうね。
それで日本のウイスキーですが、日本のウイスキーではサントリーの「響17年」、「白州18年」、「山崎1984」と、ニッカの「余市15年」、「竹鶴21年」が金賞を受賞していました。
で、このISCのようなコンペティションが悪いという訳ではないのですが、マーレーマクダヴィット社のマーク・レイナー氏が言うように、コンペ自体が増えすぎだし、金賞も乱発されていて、これらの賞に価値があるのかないのか?ちょっと疑問に思っちゃいますね。
因みにマーク・レイナー氏は、今後どのコンペティションにも自社のウイスキーは出品しないそうです。
また他にも良い事を言っていて、「全ての蒸留所、全てのウイスキーが金賞だ!」といった趣旨の発言もしています。
これにはあるじ、確かにそのとおりだと痛感しました。
何しろどこの蒸留所に行っても、皆うちが一番と言って自分のところのウイスキーに対する愛情を凄く感じますからね。
そんな訳で、あるじも全てのウイスキーが金賞と思ってお客様に提供しつつ、こういったコンペの結果はお客様の参考にしていただく為に紹介するというスタンスでいこうと思います。
では最後にISCのウイスキー部門の全結果ここに貼っておきますので、興味のある方はご覧下さい。
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