あるじの小言

「あるじの店」(BAR Virgo)や洋酒(特にウイスキー)、スコットランド、まれに赤坂について書いています。

 グランドモルトテイスティング

barvirgo2011-01-21

昨日は、ディアジオモエヘネシー(MHD)主催のグランド モルトテイスティンググレンモーレンジィ18年のセミナーに行って来ました。
グレンモーレンジィのセミナーは少人数のセミナーで、現在リリースしている18年物についてのテイスティングセミナーでした。

テイスティングしたのは左の写真の4種類で、左からモーレンジィオリジナル、18年のバーボンカスク原酒、18年のシェリカスク原酒、18年です。
で、先ずはオリジナルをテイスティングして、それから18年、バーボン原酒、シェリー原酒、そしてバーボン原酒とシェリー原酒を 混ぜてテイスティングしました。
それで簡単にセミナーの内容を書かせて頂くと、モーレンジィの基本はバーボン カスクなので、オリジナルは100%バーボンバレルで、18年はバーボンバレルの原酒を約70%、シェリカスクを約30%合わせて出来ているそうです。
但しシェリカスクといっても、最初からシェリー樽で熟成させている訳ではないそうで、およそ15年間バーボンの樽で熟成させてからシェリーの樽に移し替え3〜4年熟成させた物をモーレンジィではシェリカスクと言っているそうです。
またシェリカスクの材はスパニッシュオークを使っているそうです。
で、実際にそれぞれ飲んでみた中で、シェリカスクシェリー樽の中に3〜4年しか入れてないわりにはシェリーの由来するタンニンが多く感じられ、そのまま 使うよりバーボンバレルの原酒と合わせた方が良いというのは分かりました。
また参加者の中にはシェリカスクウイスキーが好きではない方もいらっしゃり、その使い方をビル・ラムズデン博士に進言するなど、楽しい一場面もありました。
まっ!あるじはシェリカスクが嫌いではないので、確かにそのまま飲むにはという感じはありましたが、18年の7:3は良いバランスだと感じましたけどね!

そしてセミナーの後はグランドモルトテイスティング、MHDが扱っているシングルモルトウイスキーをほぼ全種類を一堂に集めテイスティングさせてくれるというイベントでした。
しかもアードベッグ蒸留所のマイケル・ヘッズ蒸留所所長(右写真右の方、左はあるじ)はじめ数名の蒸留所所長や、ウイスキーの専門家で有名なチャーリー・マクリーン氏も会場に見え、ウイスキーの事や蒸留所の事など聞けて、とても楽しいイベントでした。
またこのイベントは夜に一般の方が参加出来る部もあったので、MHDさん凄いなぁ〜と思いました。
そしてあるじも改めてウイスキーを広めないと、と感じた1日でもありました。
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